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イイね!
2025年03月02日

続・お客様の質問にお答えして 第24話


第三シリーズとなったお客様の質問に答えるも、1月の12日に書き込んで、2月は一度も書き込みが無いまま終わりました。

最近お客様からよく聞かれる事は、「宇部店の取付台数は過去最高になっていませんか?」という質問というか感想ですが、実は過去最高の入庫数となっています。

ただ2000年辺りと比べてお客様の単価が減っているため、売り上げは過去最高ではありませんが、新規とリピートのお客様の細かなシステムアップの作業で、入庫数は過去最高で代車がフルに出たり、自分と次男とたまに長男の車が一時的な代車として貸し出されて、今月末にやっと1台代車が増車される事になりました。


その入庫数の多さの秘訣はここ数年の技術力やオリジナル商品の商品力アップなどの秘訣がありますが、最近お客様からのご質問で、「社長のブログはやたらと無線の話がよく出て来ますが、この話と音質アップは何か関係があるんですよね?」という事を多くの方から聞かれています。

店頭ではその内容について細かくお話していますが、今日はこの事に付いてここで細かく紹介させて頂きます。


近年のサウンドピュアディオの音質アップは合わせて3つの事柄があって、まずはデジタルプロセッサーとチャンネルディバイダーとアナログイコライザーの3点の音質向上があります。

これはどちらかというと上級のお客様向けの製品ですが、何年かまえからこれらの製品の音質アップのメニューが発売されて人気となり、今の時点では取り付けられたほぼ全数のチューニングが終わっています。

チューンドのチャンネルディバイダーは発売からもう20年が経っているのに、それが延々使い続けられる耐久性で、更にここに来てバージョンアップとは、もう完全に元が取れている製品に僅かな費用で音が良くなるのですから、絶大な人気がありました。


なぜ発売から20年も経つのにこのチューニングが出来なかったかというと、チューニングに必要なパーツがオーディオ業界には無いパーツだからで、かといって無線機業界にあっても市販されていないので、使いたくてもつかえないパーツでした。

なぜそのパーツが使える様になったかというと、自分が趣味で使っている無線機からパーツを外して来てカー用のプロセッサーに移植したら、これまでに聴いた事の無い様な艶のある音に生まれ変わりました。


このパーツはA社の物だと何の変化も無く、B社の物は高音がキンキンしていて、C社の物だけカー用に転用すると音に艶が出る効果が得られました。

自分はC社の製品のファンで複数持っていて、A社の物もB社の物も持っていました。

C社のパーツを抜き取った物が自宅に数台あって、専務が「いくら音が良くなっても使えない無線機がこんなにあるとは・・」と、ちょっと怒られましたが、抜き取った部品を補修パーツとしてメーカーからもらえば再び無線機は動作させる事が出来ます。


しかし音が良くなると分かれば専務がどんどん補修パーツを欲しがって、1店の店で取り寄せると明らかに怪しいので、数店を渡り歩いて補修パーツを集めていました。

もちろん補修パーツを手に入れるにはあちこちのお店でそのパーツを使っている無線機を買う必要があって、それでもそのパーツを使ったチューニングを望むお客様が多く、最後にはC社の無線機にA社のパーツを使う『魂を入れ替えた無線機』を作って需要に応えていました。

その魂を入れ替えた無線機の周波数はここのブログでよく出て来る351MHzの物で、魂を入れ替えても受信能力も送信出力も全く問題無く、そもそも無線機にしてはオーバークオリティーのパーツを使っているので、それを替えたところで気付く人もいません。

よくここのブログで「351MHzのデジタル簡易無線に興味のある方は無線機をお貸しします。」と書いてあるのは、魂を入れ替えた無線機をお貸ししますという事で、まあまあの台数を自分は持っています。


そんな無線機のテクノロジーを使ったプロセッサー・チャンネルディバイダー・アナログイコライザーのチューニングも、遂にメーカーが「補修パーツの出る量が明らかにおかしい?」と気付かれてしまい、遂に制限が入って、今は以前の様な入手は出来なくなりました。

それでも10台分ぐらいはまだストックを持っているので、まだチューニングをしておられない方は、もう少しの間は対応出来ます。


ただ自分が無線機以外に転用すると分かってパーツ供給に協力したお店には、メーカーから冷遇される様になったお店もあって、サウンドピュアディオが繁栄しても、協力して頂いたお店の経営が悪くなっては申し訳ないので、無線機業界が繁栄してお店が潤う様に他業界を盛り上げる動きもしている訳です。


そのプロセッサー系のチューニングで音質が良くなると、次に気になるのが純正のディスプレイオーディオを使っておられる方のハイローコンバーターの性能で、ハイローコンバーターでプロセッサーに届くまでの音質を上げないと、せっかく良くなった後ろの段の性能も100%発揮されておらず、それを改善するために考えられたのがコントロールコンバーターです。

こちらもオーディオ業界には無いパーツを使用していますが、さすがに無線機からの抜き取りの魂入れ替えはもう出来ず、昔からある無線機屋さんをまめに回ってパーツを集めていました。

ただこちらも数には限界があって一時的にパーツが尽きて来たのですが、あるパーツを2種類組み合わせて違う特性のパーツが出来るという事が分かって、今のところ安定して供給出来る状態です。


無線のテクノロジーを使っての音質アップは、ピュアコンのコイルやブラックボックスの一から手巻きコイルにもあって、自分が中学・高校の時は空のボビンは無線機屋さんで普通に売っていて、それに銅線を巻いて手作りの高性能コイルを巻いていて、「昔は空のボビンは普通に手に入っていたんですけどね・・」とぼやいていたら、あるお店の方が「3Dプリンターを使ってボビンが出来ますよ。」と言われて、高い材質と安い材質で2種類の素材で出来ると分かって、「かなり強い力で引っ張るので、高い方の材質でお願いします。」と専用設計のボビンの外付けコイル用と内部コイル用の物を特別注文で作ってもらって、今のトータルで高音質のピュアディオの音が出来上がっています。


この事を知らない人が自分のブログを見ると、「趣味の無線の事ばかり書き込んで、オーディオ屋さんなのに。」と否定的に思われる方も多くおられる様ですが、オーディオ業界には無いテクノロジーをこれまでのカーオーディオに組み合わせる事によって、誰も到達した事のない高音質というか、ただの高スペックではなくて、高忠実度の極めて生音・生声に近いサウンドを表現する事に成功したという訳です。

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Posted at 2025/03/02 11:03:32

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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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