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イイね!
2025年06月02日

6月1日はFM福岡の開局記念日で、6月2日は自分の誕生日


昨日6月1日はFM福岡の開局55周年の記念日で、今日6月2日は自分の65歳の誕生日です。

1975年の5月の終わりごろに親からソニーのCF-1500というラジカセを買ってもらって、最初の頃はNHKーFMを聞いて「何て良い音なんだ!」と感動したものの、小学生には興味の無い音楽が多く、AMラジオでベストテン番組を聴いたり、FMのワイヤレス機能を使って同級生とトランシーバーごっこをしていたら、50メートルも電波が飛ばずに、つまらないなと思っていたら、ノイズにまみれた弱い電波で一日中音楽が流れている周波数を見つけました。

友達とその電波が強く入る場所を探して歩いていると、どんどんと高い所に上がれば上がるほど電波が強くなって音も良くなり、でも夕方になると家に帰らないといけないので、家でノイズに混じって音楽を聴いていました。

6月1日になりFM福岡の本放送が始まって、人の声も聞こえる様になって、「何とか家でFM福岡の放送を綺麗な音で聴く事は出来ないのだろうか?」と、ラジオのロッドアンテナの先に銅線を繋いで、それをどんどん伸ばして行くと電波の入りが良くなった様な気がしていましたが、その時は波長計算など出来なくて、最後には長い割には感度が上がらず、諦めてラジカセ本体を部屋のあちこちに動かしてノイズの少ない場所を探しました。


今考えたらFM福岡の開局が『良い音で音楽を聴きたい!』と思った第一歩で、FM福岡が開局55周年という事は、自分のオーディオ人生も55周年になったという事です。


やみくもに銅線でアンテナを長くしていた小学5年生から、小学6年になって夏休みに萩市の電波学校の夏期講習に行って、波長計算という事が出来る様になって、中学生になってからは電波を聞くだけでなく飛ばす事に趣味の方向が行き、同級生は夕方までクラブ活動をして帰るのを、自分は帰宅部で家に帰ってからせっせとコイルを巻いたり、コイルとコンデンサを組み合わせたりしてLC回路を作って、傍から見たら完全な根暗少年だったでしょう。


自分をコイル巻きの道に導いたのは、中学2年生の時にアマチュア無線で知り合った社会人の方が車に付けておられたドイツのWISIのAF10というアンテナの根元のコイルで・・

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そんなに巻き数は多くないのですが、このアンテナが同じ長さのアンテナに比べて性能が良く、自分が自転車に付けていたサガ電子の144MHzの8分の5波長のアンテナがジリジリノイズが入るのが、WISIのアンテナはノイズレスでスカッとした音で聞こえるではありませんか!

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サガ電子は5分の1ぐらいの太さの銅線が中に入っているから、太めの銅線を買って来て見様見真似でコイルを巻くものの、どうにもあんなスパッとノイズレスで入る様にはなりません。

途中で諦めて144MHzの8分の5波長にプラスして、50MHzの4分の1波長にも同調するコイルに方針を変えて、それでせっせと巻いていたら、50MHzでコイルの巻き数をもっと増やしてエレメントが1メートル以内で同調する物へと更に方針を変えて、WISIのコピー品を作るのは諦めました。


5年前にたまたま福岡の無線屋さんでWISIのAF10を見つけて、作業場にそれを飾って、中学2年の時のWISIの様な素晴らしい性能のコイルを巻きたいという気持ちを忘れないために、時々眺めて初心に帰っています。

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コイルは1回巻けば良い物が出来る訳ではなく、何度も巻いてほどいて巻いてを繰り返して、それで本当に良い巻きが出来るまで妥協しないという、傍から見たら何が面白いか分からない深い部分に面白さがあります。



中学生の時はコイル巻きだけでなくハンダ付けにもこだわっていて、色々な無線のアクセサリーを作って、自転車に積んで移動して運用するので、振動が伝わっても確実にひび割れを起さないハンダ付けを行っていて、いつも学校から帰ってコイル巻きとハンダ付けを繰り返す自分を母親が見て、学校の勉強をしないでこんな事ばかりして、「この子は大きくなったら何になるつもりか!」と嘆いていて、それが65歳にもなってまだコイル巻きとハンダ付けをしているというか、年齢を重ねるほど極めたコイル巻きとハンダ付けをする様になって、これで生計を立てていうというか、お客様に喜ばれていて、さらにかなりの額を納税して社会に貢献しています。


高校時代になるとアマチュア無線を通じて放送局で働いている方2人と知り合う事が出来て、放送局のスタジオ2カ所に入る事が出来て、スタジオの正確な音を聴く事が出来て、それからオーディオとか放送という方向に進む1歩となりました。


自分がカーオーディオを始めて」取り付けたのは18歳の時で、1979年の3月に自分の初めての車を買った時は、当時の大衆車はスピーカーが1個のAMラジオしか付いていないのが当たり前で、後からスピーカー2つとカセットデッキを取り付けるので『カーステレオ』という呼び方をされていました。

その一方でデッキ・アンプ・スピーカー・チューナーなどをバラバラで買う『カーコンポーネント』が出始めた頃で、そのうち略して『カーコンポ』と呼ばれる様になりました。

自分は初任給と次の給料でギリギリの予算でカーコンポを購入して、カセットデッキを買わずにボリューム付きのFMチューナーにパワーアンプとスピーカーを買って、FMラジオしか聴く事が出来ない変な組み合わせのカーコンポをを取り付けました。


その車でFM福岡の電波状況の良い場所を探して、車の中でFMラジオで音楽を聴く習慣が付いて、後からスピーカーを前後4つにして音質アップを図りました。


今考えたらFM福岡の電波が自分が暮らしていた山口県の美祢市にギリギリ届いていて、美祢市でもFM福岡が全く入らない場所もあるので、ギリギリノイズまみれでも聞こえたというのが自分のオーディオ人生や放送に関わる様になる運命の様なものを感じています。


業界はカーステレオからカーコンポに変わり、それからカーオーディオと呼ばれる様になって何十年も経過して、最近では自分の好きなデッキやナビが付けられない様な構造に車が変わって来て、変わった時代に対してコントロールコンバーターという新アイテムで対応したり、ピュアコンのブラックボックスのコイルを片側9メートルから11メートルも手作業で巻く様になってそれで何とかこれまでと同じ様な音で音楽が楽しめる様に工夫しています。

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昨日納車させて頂いたお客様から、「音を鳴らす部分がナカミチでなくて純正になっても、以前と同じ様な音で音楽が聴ける様になったから良かった!」と喜んで頂いて、以前聴けていた音が再現出来る様になって、小さな頃から積み上げてきた技術が65歳でピークに達したと感じています。


ちょうど昨年の今頃は棚に並んでいるピュアコンのブラックボックスの中のコイルを全て1から手巻きの物に交換していて、純正のナビやディスプレイオーディオでもナカミチの様な音が表現出来るを目指していました。

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音調整ではFMのラジオ局のスポンサーになる事でスタジオの音を知る事が出来て、放送局から送り出されている音に極めて近い音を表現しています。

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最近はFM福岡ではたまに特番で『サウンドピュアディオプレゼンツ 音解(オトトキ)』を放送していますが、自分の誕生日とFM福岡の開局記念日が1日しか変わらないのも何かの縁かと感じています。


話があちこちに飛んで何となくまとまりがありませんでしたが、最後にFM福岡さん、開局55周年おめでとう御座います。

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Posted at 2025/06/02 11:30:20

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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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