今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業から、日産のオーテック・ノート・クロスオーバーです。
県外からお越し頂いて、陸送で福岡まで車を送ってこられて、ご自身は飛行機で移動されています。
元々ラックスのアンプと仮装アースやフィルターの類が沢山付いていたのですが、それらを取り外してシンプルな構成にして・・
アンプはナカミチのPAー2002のPバーションに交換した後に、その上にアナログの30バンドのイコライザーを取り付けていますが、元々付いていたデジタルプロセッサーは併用しています。
ドアは金属のインナーバッフルに16・5センチのファス製のユニットが付いていたのが・・
アウターバッフルを製作してJBLの670GTIの16・5センチのユニットを取り付けました。
ツイーターは670GTI用のスタンドを製作するのに時間がかかったので、一時的にATXー25を取り付けて鳴らしていました。
そして670GTIのスタンドが出来上がって、取り付けたら本格的に音調整に入ります。
見た目がJU60と同じではないかと思われる方も多いでしょうが、JU60は560GTIのツイーターを普通は何千個と1度に生産する所を、500セットを生産速度を遅くして生産しているので、670GTIと見た目は同じです。
JUはJBLユニットの60周年記念モデルを略してJU60と呼んでいます。
フロント2WAYのシステムなのでグローブ下にMDF板を敷いて合計10ピース構成のピュアコンを取り付けて、最初はSSFを使って670GTIのミッドバスのローエンドに制限をかけていたのですが、コーンが重たくてそんなに量が出過ぎて困るというレベルではなかったので、SSFは途中で外して8ピース構成となりました。
またミッドバスの上限周波数を決めるコイルは、巻き数が決まるまでは普通のコイルを使って、巻き数が決まった時点で上質な材料を使った同じ巻き数の物を新たに製作します。
音源はお客様がお使いのプレイヤーに他社チューンのコントローラーと市販のデジタルプロセッサーに加えて、カロッツェリアのサイバーナビで音調整を行って、サイバーナビは5バンドと31バンドのイコライザーが2重にかかっているので、まず5バンドをカスタムのフラットかパッケージされているフラットかを音を聴きながら選びます。
自分が何十回も会って生声を聞いているボーカリストのCDと、何十回もお会いして生の声を知り尽くしているラジオパーソナリティーの声を元に音を合わせていきました。
後ろにイコライザーがありますが、前からケーブルのクセも含めて実質的なフラットで送ろうとナビの31バンドイコライザーを0・5デジベルづつ動かして、それからリアのイコライザーを動かして生音・生声に近くなる様に合わせました。
ノートのお客様とは専務が打ち合わせを行っていて、作業をしている途中でスピーカーケーブルをPSTケーブルからSKY3に変更する事になって、宇部店から女性社員がクラウンスポーツに乗って持って来たので、届いたら直ぐに一度スピーカーを取り外してケーブルを交換しました。
スピーカーケーブルを交換すると音のヌケが良くなるので、一度合わせたイコライザーをもう一度調整し直します。
というところで昨日の福岡店の作業は一旦終わりました。
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Posted at
2025/07/25 10:32:28