今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業から、自社車輛のカローラスポーツです。
お客様の作業の合間合間にちょっとづつ作業を進めていて、純正のディスプレイオーディオを活かしたベーシックパッケージとドア防振の車両に一度仕上げます。
本当はオーディオレス車を買う予定だったのがオーディオレスを選ぶとシートヒーターが付かないので、ディスプレイオーディオ付きを買ってオーディオレス車用のパネルに後から付け替えて、アルパインのビッグXを入れる予定です。
外したディスプレイオーディオは店頭でデモンストレーションで使用します。
目標はシフト前に1DIN加工して、合計3DINでアンプとサブウーファー付きのフルシステムになる予定ですが、作業が空いた時にぼちぼち仕上げて行きます。
作業はまずドア防振から入って、何も貼ってない部分に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせます。
プラスチックのインナーパネルはけっこう大きく、ポコポコ鳴るので金属シートを貼って鳴りを抑えます。
リアドアも外板裏の」防振を行った後に、こちらはサービスホールを金属シートで塞ぎます。
ここの防振はブチルゴムや樹脂成分を含んでいる物は使用しておらず、コストがかかっても金属とラミネートのみの材質を使って、一面貼りではなく数カ所重ね貼りを行って、芯を作って剛性を上げています。
外した内張の裏はツルツルなので、粗目を付ける下処理を行った後にセメントコーティングを行います。
前後ドアともランダムに厚い薄いを作りながら塗っていき、乾燥したら内張をドアに戻します。
30数年前に最初にセメントコーティングを考案した時に、粗目を付けずに1面同じ厚さで塗ったら、かなりドアが重たくなった割には振動が通過して減衰が少なく、表面のツルツル部分から剥離して中に一枚の板がガタガタ揺れていたという失敗があって、そこから改善して今のスタイルになっています。
今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。
							
						
					 
					
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						Posted at
						2025/10/31 10:48:19