2009年11月08日
薄いつながりを探ってみると、意外な人物に当たったりする
きっと誰しもそうだろうけれど、たどっていくと意外な有名な人物にうす~いつながりがあったり、実は知っている人が実は業界では結構有名人だったりすることがある。
意外な人世七転び八起きがあったりもする。
■ アニメーション監督で有名な某氏は実は自分の大学の先輩だった。
といっても、単なる同じ大学出身の先輩というだけ。活躍していたころ自分は大学に在籍していたが、漫研の人からもそんなことは聞いたことがなかった。その人は在学中実写フィルムでの映画製作をしていたのでアニメやマンガ系の人とつながりはなかったのだろう。
スタジオ ぴ×ろで多くの有名な作品に関わったり、一度業界から干されたり(?)、近未来ロボット警察もので復帰したりした人と言えば知っている人は知っているはず。
映画をあきらめ図工の教員になることを志すが教員採用試験の申請書を友人が出し忘れ、そこから人生が大きく変わる。映画会社をうけるが全て不採用。偶然電柱に求人が貼ってあったタツノコプロの面接をうけ、事務雑用をしていたが、人手不足からアニメ演出に携わり、そこからハリウッドにも影響を与えた世界的なアニメ監督へ。人生分からないもの。
うちの大学は教員養成系であまり有名人は出ていない。「まじめ」で道を大きく踏み外しそうにない人が多いような気がするが、「美術科」「音楽科」は美大や音大に行くような人が来ていたので、かなり異色な人物がいたようだ。自分も美術科の先生には買われていたけれど。
そういえば、うちの大学の近所には、タツノコプロだけでなく、スタジオジブリがあったりもした。環境も大切な要素。
■ 自分のマンションに最近まで住んでいた某氏は、アニメ業界では結構大きな仕事をした人だったらしい。
有名な作品でプロデューサーなどとして名前が出ている。
少し変わった、アニメ制作会社の社長さんとしては知っていたけれど、何をしていたかは知らず。ただ、経営は大変だといっていた。
あの業界はテレビ局や広告代理店の食い物にされている業界なので、実際に制作している人たちは年収300万円に満たない人が非常に多い。徹夜続きでこれではたまらない。業界に入ってもあまりの劣悪な労働環境と条件に嫌気が差して転職してしまうという。その結果、若手が育たない。
日本が誇るコンテンツ産業などというけれど、他の業界以上に人を育てることができていないので、没落必至のように思える。
ちなみに、その方曰く、「代○木アニメーション学院などの出身者より、4大の漫研やアニメーション研の出身者の方がずっと伸びる」そうだ。専門学校の実学主義だけでは才能にあふれ、高い能力を有する人材を集め育てるのは難しいらしい。
利益をテレビ局や広告代理店が吸い上げてしまうため、倒産も多い。以前は赤字で仕事をうけて著作権で利益を出していたが、最近では著作権を持たせてもらえないらしい。これはひどい。毎年年末は年を越せるかどうかと言うほどの厳しい状況らしい。こんな業界に誰が身を投じようというのか。
■ 中学での部活の1年先輩が、OSで名を成した某世界的IT企業で業界的に有名になっているらしい。中学時代はちょっと変わった人で、現在も異様な風貌であるけれど。どんな七転び八起きがあったか分からないが、やはり変わった人にしか、新しいこと、人のできないことはできないらしい。
無難な生き方など、結局は他人に使われ搾取されるだけの生き方。
日本人はそういう生き方を受け入れすぎてはいないか。
たまたまこんな3氏のことを知る機会があったので書いてみた。
冒頭のアニメ監督の件がやはり面白い。人生どんなことが転機になるか分からない。
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Posted at
2009/11/08 15:45:43
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