今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業からレクサスのRXです。
マークレビンソンのプレミアムサウンド車で、音域分けされた車両の多チャンネルアンプから各スピーカーに音が送られているので、システムアップには難があります。
プレミアムシステムにピュアコンとJBLツイーターを取り付けたベーシックパッケージが手ごろな音質アップですが・・
こちらのお客様は今まで3度のシステムアップをされて、ドアにはアウターバッフルを製作して16センチスピーカーとレバーの前に8センチスコーカーが取り付けてあります。
ノーマルのRXのマークレビン仕様のドアがこの状態ですから、かなり手がかかっているのがお分かり頂けると思います。
この仕様ではドアの下のスピーカーは低音しか再生出来ない専用アンプで鳴っていて、ドアの上の方のツイーターとスコーカーが同じアンプで鳴っています。
ドアの純正ツイーターは鳴らさずに、ダッシュ上にワイドスタンドを製作してJU60ツイーターを取り付けています。
ドアのスコーカーとダッシュのツイーターはグローブボックス下のピュアコンで細かく帯域分けしてあります。
当初は車両アンプでこれらのスピーカーを鳴らしていたのですが、前回の取り付けでピュアディオチューンのハイローコンバーターを2台使って低音と中高音用の2台のアンプを使って再生していました。
「もうこれが限界です!」とお客様には伝えてあったのですが、最近レクサスやトヨタ車のプレミアムサウンド車に帯域分けされたマルチ信号をミックスするプロセッサーを使ってフルレンジ信号を作って、そこから理想の帯域分けを行って更に高音質化出来るというのが分かったのでレクサスRXにも取り付ける事になりました。
最高で3WAYをフルレンジに出来るのですが、今回は2WAYをフルレンジ化するので2レーンと電源系をパーツ交換とハンダ付けのやり直しで究極に音質アップします。
基盤裏は大量生産時の安いハンダに高いハンダをミックスした後に吸い取り、下地を作った後に高いハンダを差し込んでそこから急冷却します。
おそらく100ヶ所以上の手直しをしているはずですが、ハンダ小手の持ち替え3回と冷却のエアーツールの持ち替えを含めれば400回ぐらいは持って置いて持ってを繰り返しています。
これもやってほとんど音質アップにつながらないならやりませんが、この手間のかかる部分を惜しまない事で生の声や生演奏の音に近い状態に出来るのです。
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Posted at
2014/07/07 16:14:13