今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業からホンダのフィット3です。
ピット作業中はバッテリーチャージを行っていて、コンディションを整えてフルチャージで出庫しています。
ホンダ純正の大画面ナビが装着されて入庫となりました。
マスキングしてナビを取り外して、裏から音信号を取り出してベーシックパッケージの装着を行います。
ナビは一度完全に外しました。
そしてドアもマスキングして取り外し、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振の施行も行います。
外板裏はコストダウンの為に何も防振材が貼ってありませんが・・
内貼り裏にはフェルトが貼ってあってノイズを抑えようとしています。
やはり進入してから抑えるよりはドアの外板裏で抑えた方が効果的でしょう。
そういえば年末の忘年会のシーズンに胃腸薬の『食べる前に飲む!』というCMがありますが、このフェルトを見て『ノイズは入る前に抑える!』というフレーズが頭に浮かびました。
さて純正のドアスピーカーを使ってトレードインスピーカーでは再生出来ない良い音を再生するというベーシックパッケージですが、多くの方から「なぜ音が悪いと言われている純正で良い音が出るのですか?」という質問を頂きます。
そ答えの1つにカー用品店で行われている純正とトレードインのデモボードでの聞き比べで純正スピーカー側に音が悪くなる様な細工がしてあるという事です。
1980年代の車の保証期間が1年の時は純正スピーカーはそれはひどい物で、「1年以上使って音が歪出したら換えてくれ。」ぐらいの物でしたが、1990年代になってから3年保証になってからは耐久性を考えたスピーカーになって来ました。
それでも1990年代のピュアコンはトレードインスピーカーの音を良くするための物で、『トレードイン+ピュアコン』は爆発的に売れました。
しかし2000年の時点でトレードインスピーカーは音にクセが付き過ぎていて、ピュアコンを使っても生の音ぽく鳴らす事が不可能になって来ました。
そこで2001年に今までのトレードインスピーカーにピュアコンプラスを純正スピーカーにピュアコンプラスツイーターというパッケージを発売しました。
トレードインスピーカーがクセが強いと言っても分かり難いのでここで以前にお客様がいらないと置いて帰られたトレードインスピーカーを計測すると・・
ちょっと見にくいですが400ヘルツで4・4059Ωを示して10%上になっているのが・・
ホンダ・フィット3の純正スピーカーでは4・0454Ωと1%程度の誤差です。
880ヘルツでトレードインは4・9457Ωと20%以上の誤差が・・
フィット3純正は4・2502Ωと6%程度の誤差です。
ただし純正スピーカーは4Kヘルツ以上では大きくインピーダンスが乱れるのでこんないい特性は出ません。
そこでピュアコンで4キロヘルツ以上の音をドアスピーカーから再生しない様にして、その周波数帯は後から取り付けたJBLツイーターに任せています。
これがピュアディオで言う『美味しいとこ取り』で、純正スピーカーの特性のいい美味しい周波数しか使わない事で純正スピーカーを使いながら素晴らしい音楽が再生出来る理由です。
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Posted at
2014/07/21 12:29:32