1976年に徳大寺有恒さん著でスタートした間違いだらけのクルマ選びも一度終結した後にここ数年は島下泰久さんとの共同著書で再スタートしてしていました。
しかし今年徳大寺さんが他界されて『最後の原稿がここに。』と本の帯に書いてある通り本当に最後の著書になりました。
本の内容は徳大寺さんの試乗の感想と島下さんの感想が交互に書かれているのですが、二人の感想が微妙に違っている所が多々ありました。
元々この本が発売された時はフォルクスワーゲンのゴルフを基準にして国産車を評価(酷評)するというものでしたが、今回の内容ではマツダ車がいつもより評価が高くなって、その反面ホンダやスバルの評価がやや低い様な気がしました。
トヨタ車に関しては良い評価と悪い評価の真っ二つで、読み応えはありますが悪く書かれた車に乗っている方が見られたら気分が悪くなるでしょう。
自分の仕事に関する部分ではマツダコネクトなどの車両に備え付けのビルトインナビの評価が高く、逆に輸入車などで2DINのナビがそのまま付いている車の評価が低いので「一般ユーザーの評価は逆なのに。」と思いながら読んでいました。
またアイドリングストップに対する評価も高く、これに関しては後付のカーオーディオでパワーアンプなどを付ける場合は邪魔以外の何者でもないのですが、後付カーオーディオは一般的な自動車の評価からしたら無用というかニッチなカテゴリーなのなだと実感しました。
ただ読めば読むほどサウンドピュアディオの『ベーシックパッケージ』という純正システムにプラスオンして融合させるシステムが時代に合って来たという事も感じました。
この本を読まれて「なるほど!」と思うか、「気分が悪い!」と思うか評価は分かれると思いますが、ひょっとしたら気分が悪くなるかも知れないという覚悟の上に読まれる事をお勧めします。
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カーオーディオについて | 日記
Posted at
2014/12/22 10:19:50