今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業から日産のフーガです。
異形パネルの専用のナビオーディオ付車にベーシックパッケージを取り付けさせて頂いていました。
ドアの2WAYスピーカーのミッド部分はそのまま使用して・・

ミラー裏のツイーターは向きとグリルのヌケが悪く、そしてユニットの能率が低くて周波数レンジも狭いために使用していません。
ダッシュ上にピュアディオ製スタンドを使用してJBLの外ドームタイプのツイーターを取り付けています。
純正ミッドとJBLツイーターの周波数特性とインピーダンス特性をコントロールして音質アップさせるピュアコンはグローブボックス下のフロアシート下に仕込んであります。
ふくらみはほぼ分からな状態です。
ここまでは前回作業させて頂いた内容で、今回は以前行っていなかったドア防振を追加で行う事になりました。
ドアの内貼りを外して方ドア3面のフル防振を行います。
スピーカー裏には何も貼ってない状態だったのでメタルやマットを貼って鉄板の響きを抑えます。
ドアの内貼り裏にはフェルトが貼ってあって音を静かにしようというメーカーの努力がみられますが、やはりロードノイズが入る前にガードして、それでも取れない音をフェルトで抑えるという方が有利でしょう。
内貼りのフェルトは一度剥がしてセメントコーティングを行って静粛性と断熱性を上げます。
そしてフロントドアだけでなくリアドアも防振します。
こちらは音質アップというよりは静粛性アップが主たる目的で、ドアの外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振を施工します。
ドアを外から軽くたたくとボンボンと音が響いて、走行中にロードノイズの進む入が気になるのと、ドアの開け閉めの時にもっと高級感が欲しいとの事で防振する事になりました。
リアドアの内貼りにもフェルトが貼ってありますが、やはり騒音が入ったものを防ぐだけでは十分ではなく、このブログで度々登場する胃腸薬のCMの『食べる前に飲む!』的な『入る前に防ぐ!』的な防振が効果的だと思います。
またドアの外板裏の防振では指で軽くはじいてボーンという低い響き用のマットとカーンという高い響き用のメタルと、その中間の響き用の防振材の3種類を使い分けて全体のバランスを取って音を静めています。
適切な量を使わないと物量を使い過ぎるとオーディオの音が詰まって聴こえるので、この作業では目利きが必要になります。
一度自分が響きを確かめた後は手順書に場所や材質を細かく書いて次の人が一発でツボを押さえた防振が出来る様にしています。
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Posted at
2015/02/11 16:21:18