今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業から210系のクラウンです。
トヨタ純正の工場装着のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
210系クラウンには6スピーカー車と10スピーカー車と16スピーカー車があって、今回のお車は初めての作業の16スピーカー車でしたので、調査を行ってパッケージを開発しなといけなかったので3日間お預かりして作業を行いました。
ピュアディオでは210系クラウンの10スピーカー車を購入してパッケージの開発を行なっていて・・
16スピーカー車との共通点はドアの16センチ丸型スピーカーと・・
リアトレイのウーファーなどです。
逆に大きく違うのはダッシュのツイーターの部分が形状の違う2種類のスコーカーが付いていて、スコーカー2種類が別々な系統の車両アンプで鳴っているという複雑な状態でした。
どのスピーカーに車両アンプからどのぐらいの周波数幅の制限がかかっているかピュアディオ705のスピーカーをつないで聴いてみます。
まずダッシュの3組のスピーカーの中のツイーターを鳴らない様にして組み込み、後付ツイーター用にピュアディオブランドのPSTケーブルを別配線でひいて来ます。
そしてグリルの上にピュアディオブランドのATX-25のツイーターを取り付けて、デリケートな高音をグリルのひかかりもガラスの反射も無しでクリアーに再生させます。
ツイーターと大きい方のスコーカーの音はグローブボックス下に仕込んだピュアコンでコントロールして・・
それとは別な場所に取り付けたパーツでセンタースピーカーと小さい方のスコーカーの音の調整を行います。
ダッシュ上だけで7つのスピーカーが鳴っていて、それにそれぞれのパーツをあれこれと交換して音を調整しました。
さすがに7つのスピーカーの調整を同時にすると疲れて、途中何度も休憩しては801型のモニタースピーカーの音を聴いて耳を慣らして調整してを繰り返しました。
交換するパーツは棚の上にあるこの中から7つ選んで鳴らして、また組み合わせを変えての繰り返しで・・
このケースにパーツをパーツを入れて車の近くに持って来てあれこれ交換しました。
スコーカーとスコーカーの音域が近くて、ある程度ミックスした状態にしないとスパッとはクロスせず、今までのベーシックパッケージの開発史上最大の難しいマッチングとなりました。
何度もパーツの組み換えを行い最も音が自然で浮き出しがいいポイントが見つかり、それからバス・ミッド・トレブルの3トーンとフェダーを調整して音を整えて作業は終了しました。
それでもクラウンの10スピーカー車のデモカーを持っていて基礎知識があったからまだ早い方で、その前には180系のクラウンもデモカーとして持っていたのでトヨタのプレミアム系の構成やクセについてはかなり掌握しています。
音の出来上がりにお客様は喜ばれていて、最初は良い音だと思って聴いていた16スピーカーのシステムも段々音がこじんまりとまとまって聴こえて来て不満が出てきたそうです。
たまたま福岡店の前を通られて、中に入いられたらプレミアムサウンド用のベーシックパッケージのパノラマ展示があって、それを見られて取り付けようと思われたそうです。
プレミアムサウンド車の音質アップの需要はこれからもっと増えて来るでしょうね。
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