今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から三菱のランサー・エボリューションⅩです。
カロッツエリアのサイバーナビが装着された状態で入庫となって、スピーカーの交換を行ないます。
ダッシュの上にはスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取り付けて・・
ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作してピュアディオブランドの13センチミッドのISP-130を取り付けています。
ドアの中は外板裏とサービスホールと内張り裏の片ドア3面のフル防振を行なっています。
ここまでの取り付けは以前行っていて、これからZSP-LTD15のミッドに交換して音調整を行います。
スピーカーが変わるとグローブボックス下のピュアコンのパーツの値を変えてマッチングを取ります。
今回の組み合わせではコイルの巻き数の変更の他に2マイクロちょうどのコンデンサが必要で、ストックの中から探しても2マイクロちょうどが見つかりません。
普通だったら誤差範囲でも4極測定の高度な計測で小数点以下3桁まで調べます。
単品ではきっかりが見つからなかったので、並列接続で2マイクロに近い値を作って、現在測定器は1・998マイクロを示しています。
これが実際にケースに組むと力がかかるので、手で押さえて組み込んだ時をシュミレーションすると2・000マイクロになりました。
ケース内に組んだ時に2・000にしようと思えばあらかじめ1・998を用意しておけば動作時には2・000になるという、手間を惜しまない正確さでピュアコンの内部のパーツを選んでいます。
ちなみに並列接続でなく、単体の場合は力を加えても値は変わりません。
そんなこんなで音色を正確に合わせても最後に音色を決定するのは電源を供給するバッテリーです。
ボッシュのハイテックシルバーを使用して、本来の音色に近い音に整えます。
ちなみにパナソニックのカオスは音の立ち上がりが良いものの、妙に元気が良くて本来の楽器の音や人の声とは違って聴こえるので、当社では使っていません。
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Posted at
2016/02/04 12:12:25