今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業から、ポルシェ911のカブリオレです。
ポルシェ純正のクラリオン製2DINナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとドア防振の施工を行ないました。
ドアスピーカーはウーファーとスコーカーが付いていて、ダッシュの上のツイーターと合わせて3WAYの構成になっています。
助手席側のコンソール横にサブウーファーも付いているので、実質的にはフロント4WAYの構成です。
そしてBOSEのマークの付いたマルチアンプで特殊インピーダンスのBOSEのサウンド車で、低インピーダンスに合わせたピュアコンを使用したベーシックパッケージを装着しました。
ベーシックパッケージと防振の作業でも車はここまで分解しますが、運良くオープンカーだったので屋根を開けて作業を行ったて、少し作業はスムーズに進みました。
ドアのスピーカー裏は必要最小限の防振材しか貼ってなかったので貼り増しをしました。
インナーパネルの鉄板も指ではじけば響くので、防振メタルを貼って響きを抑えました。
ポルシェの様な高級車でもプラスチックは以前よりも響く様になってきているので、裏に粗目を付けてセメントコーティングを行なって響きを無くします。
マスキングして必要以外の所にコーティング剤が入らない様にして、規則性を持たせずに厚い薄いを作りながら手作業で塗って行きます。
セメントコーティングを考案した時に均等に塗ってしまい、見た目は良かったものの、ドアが重たくなった割には振動が消えず、それで塗り方をあれこれ変えて今の塗り方が軽量かつ効果的というのが分かりました。
乾いて来たら徐々に色が変わって来ますが、完全に乾くまで一日かかるので、セメントコーティングの作業は1日半から2日かかります。
内張りを組み付ければ見た目は変わりませんが、外板裏とインナーパネルと内張りの響きを抑えているので、かなり静かなドアに変わりました。
ドアの作業が終わったら次はダッシュのツイーターの中身を外して、その横にスタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドのATX-25を取り付けました。
お客様は911以外のお車にもATX-25を付けておられて、その性能には大変満足されています。
グローブボックス下にポルシェのBOSEサウンド車用にチューンされたピュアコンを取り付けて、音が鳴る様になったらオーディオ設定の表示を出して音調整を行います。
オープンカーなので車速連動音量設定を使用すれば便利ですが、ノーマルではあまり差を感じなかったのが、施工後にはオンとオフの音質の差が分かる様になりました。
もちろんオフの方が音が滑らかで、ドア防振で車が静かになった分ここをオフでもそんなに気にならないかな?と思っています。
ピュアディオブランが出来た15年前はポルシェ911カレラのデモカーがあって、「ピュアディオのPとポルシェのP』と言っていて、その後911カレラ4S⇒パナメーラ⇒パナメーラSとポルシェのデモカーがあって、今回の911カブリオレはパナメーラSとボディー形状とサブウーファー位置ははちがうものの、システム構成は同じ物だったので、確実な結果を出す事が出来ました。
お客様は「純正ボーズに比べたらベールが取れた様だ。」と喜んでおられました。
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Posted at
2016/02/15 11:41:38