ここ数年『糖質ゼロ・プリン体ゼロ』のお酒が増えていますが、アルコールが3%以上4%未満じゃなかなか酔えないですよね。
自分がよく好んで飲むのはタカラの焼酎ハイボールで、糖質は80%オフですがプリン体はゼロで、それでいてアルコールは7%ですから寝酒にはピッタリです。
一般的なチューハイがウォッカなどの物が使ってあるのに『焼酎ハイボール』は本当の焼酎を使っているから目覚めスッキリです。
ここまでは前置きで、タイトルにある様に意外と知られていないピュアディオのゼロとは、カーオーディオ専門店では当たり前の事がピュアディオではゼロだというお話です。
そのゼロとは下請け仕事というか業販と呼ばれている仕事がゼロなのです。
例えばディーラーとか中古車店から仕事をもらって、通常のお客さんの価格とは違う『業販価格』という値引きが存在していて、営業努力をしなくても仕事が入るから業販でピットが一杯という店もあります。
ピュアディオの場合は下請け仕事をせずに全てエンドユーザーの方からの直接の以来しか受けない『ダイレクト販売』のみで会社が成り立っています。
20数年前は下請け仕事をしていたのですが、他の会社が営業を受けた仕事なので営業に関わる利益は先方に渡さないといけなくて、だいたい半分かそれ以上の利益を相手に渡さないといけなく、薄利多売になります。
それと業販のピークの時期と直接販売のピークの時期が重なるのが常で、するとエンドユーザーのお客様のお車にじっくり時間をかける事が出来なくなり、コイルの巻数が合うまで巻き替え続けるというスタイルを始めた頃には業販をやめないときちんとした仕事は出来なくなり、その時期に『カーオーディオの小売専門』に業態を変えました。
10数年前に福岡に出店してからは、新車を買う時に山口で買うよりも福岡で買う事が多くなり、ディーラーを商談で回ると、「カーオーディオ専門店は業販仕事を欲しがっている。」という常識が福岡ではまかり通っていて、「この条件で買ってもらえるなら上に話して仕事が回る様にしてあげますよ。」と上から目線で言われる事が多々ありました。
いや、ありましたというよりは今も言われています。
現在は1年に3台ぐらいのペースで新車を購入していて、色々なディーラーを廻っていると、「お前ら仕事に困っているんだろ!」的な見方をされて、昨年はお客様に1台販売して1台札幌に車を送って2台減ったので大至急車を調達したいとディーラーに行ったら、「お困りなんですか?」とセールスマンから聞かれて、「はい、困っています。」と直ぐにディーラーが引き当てている車が欲しいというつもりで言った言葉が、相手は仕事に困って車を買ってでも回して欲しいと勘違いしたらしく、「上司に相談して仕事が回る様にしてあげましょうか?」と言われた時に、「うちは業販をそいていないので仕事はいりません。」と言ったら、「カーオーディオ専門店でしょう? 仕事はいらないんですか?」と見下げられた言い方をされて、その時に何故か鈴木雅之さんの『違う、そうじゃない!』の1フレーズが頭の中をよぎり、そこでは買わない事にしました。
結局今まで3台買っているディーラーに行って、「車が足りないんで困っています。」と言ったら最初からマックスの値引きの見積書を出されて、「納期は○月○日ぐらいです。」という答えが返って来たので、その条件で直ぐに印鑑を押しました。
そんな感じで同じセールスの方から4台目を購入して、本当はあちこちディーラーをちらして買いたかったのですが、カーオーディオ専門店は仕事に困って業販を欲しがっていると思って『仕事を回してやる⇒いらない!』の話に他のディーラーではなるので、結局NV200もプリウスもアウトランダーも今まで買った事があり、ピュアディオの内情を知っている店で買う事になりました。
ここまでピュアディオが業販を受けないのは、仕事のピークが重なるとお客様の仕事に集中出来ないという理由以外では、利幅が薄いのでどうしても販売奨励金が多い物を選ぶ様になって、メーカーがはずれの商品を出しても全て褒めないといけなくなって、「このメーカーのこれは売るけれども、これは売らない!」という選択が出来なくなり、それが顧客離れを起こす原因で、結局また業販に頼るという悪循環に陥るからです。
そういう自分も過去には業販にどっぷり浸かっていて、販売奨励金目当ての仕事をしていましたが、結婚した時に妻が「もう販売奨励金をもらうのやめたら。」というものの、これが無かったら生活出来ませんでした。
結婚する前上場企業の支店の決算を担当していた妻は、この販売奨励金地獄の状態を見て、業販をやめて直接お客様だけに販売して、販売奨励金に頼らないで、本当にお勧め出来る商品だけ仕入れて、勧められない商品にはハッキリとノーと言える体質にしないと先細りと言われてしまいました。
最近あるお店で取り付けられた方が音に不満があると来店された時に、これでもかと商品と商品が干渉するぐらい物が付けてあったのですが、その方から「あの店は何でこんな取り付けをしたのですかね?」と聞かれたので、「販売奨励金が欲しかったんでしょうね。」と自分は答えました。
販売奨励金に浸かるとお客様に愛想を尽かされてしまうという、ひどい取り付けの例を見て、「自分も昔はあれに近い事をしていたのかな?」と、ちょっとゾッとしました。
そんな訳でサウンドピュアディオは業販仕事ゼロでメーカーの認定店の販売奨励金ゼロで仕事をしていますが、依存しなければゼロでも何だ問題は無く、逆に無い方がしがらみが無くて自由に物が言えて、そちらの方がメリットに思えてきています。
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Posted at
2016/03/20 11:51:28