水曜日の宇部店

水曜日というとサウンドピュアディオは定休日明けですが、最近水曜日と言えば『水曜日のカンパネラ』というアーティストがお気に入りです。


以前はピュアディオ３店舗全てが火曜日定休日の水曜スタートだったのが、現在は福岡店のみ火曜と水曜の週休２日となっています。


先日お客様から「福岡の従業員だけ週休二日でいいね。」と言われたのですが、実は水曜日に片道２時間弱かけて宇部店まで通勤していて、往復で３時間半の余分な時間を使っているので、「逆に彼らは水曜日がきついんですよ。」という事をお話しました。



今日も宇部店と福岡店のスタッフを合わせた８人のチームで朝礼をしていて、撮影している自分を合わせたら総勢９人います。






現在の宇部店は週に一度福岡店のスタッフを借りないと完全に仕事が回らない状態で、今日の宇部店のエアコン付きピットの部分はランエボとセレナが入っていて・・




撮影している間にもう１台入って来て３台に。





屋根付きピットの部分ではプリウウスのインパネ加工と・・





ハイエースの車内の造作物を作っています。






店内ではフルシステムをお使いだったお客様が、今まで使っていたシステムを家で使える様にしたいというご要望に対応して、エンクロージャーとワイドツイータスタンドとピュアコンをホーム用の平面用に合わせて作っています。



車とは音のつながりが全く違って、ピュアコンのコイルを正面でミッドの音を受ける時をピークにするために何度も交換しています。


手前の机の上に値の違うコイルを何個も置いて、とっかえひっかえ聴いて交換してを繰り返しました。





やっとマッチングが取れて、スピーカーとスピーカーの間に音が浮く『ステレオ効果』が実感出来ました。




ピュアコンはパーツをブロック化して自由に特性が変えられる『パッシブネットワーク』で、車のドアスピーカーの位置やインナーかアウターで全て音の聴こえ方が変わるので、同じパッシブネットワークで音を調整するのは無理だという事に２３年前に気付いて考案した方式です。


今回カー用とホーム用で完全に値を変えて音を合わせた時に、「あれっ？普通のカーオーディオのネットワークってディスプレイで良い音がするけど、これって平面で音が合わせてあるって事じゃないの？」と気付きました。


実際に車でピークの値と平面でピークの値は１・５倍ぐらいの差が出て、車内で良い音が出る値だと平面で聴くと間抜けな音がします。



ピュアコンを考案する以前はハイエンドではマルチアンプで販売して、レギュラーな価格帯ではノーマルネットワークで販売していました。


その時に平面のディスプレイで試聴すると良い音の物は車に付けた時にくどい音に聴こえて、車で良い音で聴こえるスピーカーは間抜けに聴こえて、とても困っていた事を思い出しました。


お客様が必ず言われたのが、「ディスプレイで聴いた時は良い音だったのに！」という事で、平面での試聴とノーマルネットワークの販売に限界を感じたのが２３年前でした。


ホーム用の平面でカー用スピーカーを鳴らす作業をしていて、車と平面との差に苦しんだ２３年以上前の事を思い出しながら音を合わせました。