今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業からベンツのCクラスです。
以前デモカーで持っていたW204型の後のW205型で、デッキの方式もスピーカーの方式もまるで変わっていて、全くデーターの無いところから1週間お預かりしてパッケージの開発を行ないます。
お客様のご希望はベーシックパッケージの取り付けと、フロントスピーカーの交換とドア配線の引き替え、そしてフロントとリアのドアのベーシック防振の5つの作業です。
Cクラスのドアスピーカーは前モデルのドア下16センチからドア上の8・7センチに変わって、低音はグローブボックス下の16センチのモノラルウーファーで再生しています。
ドアスピーカーは内張り側に付いていて、インナーパネルとの狭い空間の間のスペースの容量で鳴っています。
スピーカー交換は出来ない事はないのですが、止め方が特殊なのと、この後ろの容積では換えるのが吉か換えないのが吉か試してみないとよく分かりません。
またスピーカーには下限周波数を決めるフィルターが付いていて、トヨタやスバルのスコーカーでは3・3マイクロから6・8マイクロなのが、この車では100マイクロが付いていました。
ビックリです!
これまでの概念を捨ててパッケージ開発を行ないます。
それからスピーカー配線の交換も後のメンテナンスを考えると、通すか通さないか検討中です。
ベーシック防振はインナーパネルのプラスチックを指ではじいて響きの中心を見つけて、防振メタルを貼って音質と静粛性を高めます。
リアドアも全く同じ構造で、こちらも響きを調べて防振メタルを貼って行きます。
これまでのベンツと色んな所で全く方式が変わっていて、本来ならこちらでデモカーを買って実験するのが筋ですが、運良く一週間預けて頂いて、土曜日の夕方にはパッケージが完成するつもりで作業を進めています。
W205のお客様はあまりに純正システムの音が悪くて、自分の車を開発に使ってもらって、早く205ユーザーの方に良い音を届けて欲しいという思いからご協力して頂きました。
期待に応えられる様に頑張っています!
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Posted at
2016/09/05 11:51:35