昨年の秋からテストを続けていたパソコンをつないで音を調整するタイプのプロセッサーのピュアディオチューンの物が遂に発売されます。
これまではアルパインのPXAーH900やアナログのダイヤル式の物を販売して来ましたが、H-900は補修パーツが無くなって来て、アナログ式の30バンドはもう入手不可能になって来ています。
ピュアディオが約1年かけてテストして来たのは、これまで発売されて来たデジタルプロセッサーでバグりが出る物があって、販売して何年か経ってお客様にご迷惑がかかった事があって、今回は推奨モデルは1年ぐらいかけてテストしないと販売しないという強い思いの元に複数のモデルのテストを行って来ました。
さすがに長期間テストすると基盤の色もパーツの大きさも変わって出荷されて来て、後期モデルをベースにチューンしてお客様に販売して行きます。
これまでデジタルプロセッサーを避けて来たもう一つの理由に内蔵のハイローコンバーターが貧弱で、ここを通して音がロスしたら後で取り戻せず、イコライジングで勢いを付けてもその時はもう元の音から離れてしまうという事があって、その対策として・・
割高でも内蔵のハイローコンバーターを使わずに、後付けでピュアディオチューンのハイローコンバーターを使って低ロス伝送をするという方式を取ります。
RCAのアウトが付いているナビやデッキをお持ちの方はそのままダイレクトに接続出来るので問題なく、RCAアウト付でお使いのお客様でH-900をお使いの方で数名の方にテスト装着して使って頂いていました。
音質はもちろんの事、長期に使用して何度も調整してもバグリが起こらないかなど、数か月に渡ってモニター使用して頂いて販売に至りました。
そしてテストはノーマルモデルとピュアディオチューンのバージョン1・2・3の合計4種類を交換しながら取り付けて、お客様には先入感が入らない様にどの仕様かは伏せてテストを行いました。
もちろん一番手が入っているピュアディオチューンのバージョン3が一番人気で、バージョン3はメーカー保証もメーカー修理も効かない『自社保障・自社修理』なので、本当は手がかかるから販売したくないのですが、全ての方がバージョン3を選ばれたのでこの状態で近日中に発売を始めます。
ただこのバージョン3を製作するに当たって心配な事があって、それは現在使っている温度制御式のハンダコテのグッドのPX-251と501のうちの251がかなり前に生産中止になり、現在ある物をメンテナンスしながら使っていて、これは壊れたら次が無いという事です。
実際にはPX-251をコストダウンさせて温度制御の回路をコテの中に入れたPX-201という価格が半分の製品があるのですが、これはコテが重たくなって肩がこるのと、温度制御が大雑把で、精密な作業をするのが心配です。
そこでメーカーからカタログを取り寄せて、高い製品で精密な製品が無いか調べたら、RX-802という『電源投入約6秒で設定温度に到達』という商品を見つけました。
ただ値段がそれなりに高くて、それと小手先の寸法が違って見えたので・・
高い物なので買って合わなかったでは済まないので、販売代理店を通じて今までの小手先との比較のデーターを送ってもらって、それで寸法上問題無いと分かって複数台購入に至りました。
1度刻みで正確に温度が合せられて、スイッチオンから6秒で使えるという性能は、「なぜもっと早くこの製品に気付かなかったんだ。」と後悔したぐらいです。
従来の物よりもコテ先が軽く、肩こりもやや減りました。
温度以外でも色々な設定があって、使わなかったら設定した時間が経つとスリープモードになり、熱がこもってコテ先が痛むのも防いでくれます。
1台でデジタルプロセッサーとピュアコンの両方のハンダ付けが出来て、コテの持ち替えも不要になりました。
まだカーオーディオの販売店に納入した例が無いらしくて、メーカーの方からどういう使い方をしているか見てみたいと言われています。
『弘法筆を選ばず』という言葉がありますが、短い時間で製品の最高のパフォーマンスを引き出そうと思えば、いい道具というのは必要だと思います。
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Posted at
2016/09/10 12:42:19