今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からVWのゴルフⅦです。
VW純正のナビオーディオ付きのお車に、以前ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工をさせて頂いていて、ドアのスピーカーはインナー取り付けでJBLのP560のミッドを取り付けていました。
今回はシステムアップで、ドアスピーカーをインナー取り付けから、アウター・スラントのバッフルを製作して表に出しました。
アウターバッフルはフル防振を前提としていますので、内張りの裏にセメントコーティングの施工を行なっています。
助手席のシート下にはピュアディオチューンのウーファー用のモノラルアンプを取り付けて、サイズがちょうどケーブルが見えない様にピッタリに収まって、まるでゴルフⅦの寸法に最初から合わせている様なはまり方です。
ウーファーはJBLの25センチの薄型タイプの物をシートの傾斜に合わせたワンオフのボックスに組んで、シートを起こして真ん中のアームレストを倒したら、ちょうどウーファーの表面が見える様になっています。
全ての結線が終わって音が出る様になったら、エージング用CDを再生してウーファーを鳴らして、新品のウーファーの音の固い部分をほぐしてから音調整に入ります。
これまでフロント2WAYシステムからウーファーを含んだ3WAYシステムに変わったので、ピュアコンのパーツの値をそれに合わせて変更します。
ミッドもインナー取り付けからアウター取り付けに変わって、ツイーター音域と重なる部分も変化しているので、ミッドだけでなくツイーター側のパーツにも変更を行ないました。
これまではインナーでひかかっていた音域をツイーター側のレンジを広げて補っていたのを、ツイーターの下限周波数を僅かに上げて、余裕を持った爽やかな高音に変化させました。
フロントのミッドも100ヘルツ以上の再生としたために余裕が出来て、ウーファーを加えて低音が増えただけでなく、それを期に全ての音域のチューニングを見直しています。
製作物や結線はスタッフが行いますが、音調整とアンプを分解してのチューニングは井川が行います。
1台チューニングするのに丸一日かかり、手を入れる事でメーカー保障もメーカー修理も効かなくなり、リスクが高いので今回のチューニングで最後にしたいという思いで作業を行ないましたが、ゴルフⅦの音の仕上がりを聴いたら「欲しいと言われる方があるのなら、まだ続けないといけないのかな。」と思いました。
正直なところ今後アンプのチューニングはやめる方向で考えていて、自分の車に付いているメーカー製のノーマルの物を使っています。
しかしどう聴いても音のヌケやきめ細かさが違い、ましてやウーファーに透明感など無いだろうと高を括っていたら、これが差が出ていて、「自分用に欲しい!」と思っています。
今回は鳴らし込みや音調整にしっかり時間をかけていて、スピーカーやアンプも十分に慣らしたので、最後はバス・ミッド・トレブルの3トーンはフラットで十分に音楽が楽しめるセッティングになっています。
ゴルフⅦのお客様は大分県からお越し頂いていて、これだけのシステムとなると日帰り取り付けとは行かず、一度大分まで帰られて、数日後に取りにおみえになりました。
音の出来には予想以上と喜んで頂いて、本来は何も追加していない高音域まで改善されている事に驚いておられた様です。
長い道のりが苦にならない様、しっかりとチューニングさせて頂きました。
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Posted at
2016/10/06 17:02:28