昨日宇部店で1台のスポーツカーの音調整をしている時に、「そういえば電圧計を最近見かけなくなったな。」とふと思いました。
以前は高性能なスポーツカーに高性能なカーオーディオを取り付けて、アクセルをぐっと踏み込むと回転数が上がり、その上昇と共に電圧も上がってオーディオの音も力強くなるという醍醐味がありました。
今は400馬力以上の高性能車でも充電制御が入っていて、アクセルを踏み込むと発電が止まり、長い坂を登ると段々音に力強さが無くなって来ます。
その状態で電圧を測ると11・5Vという以前だと車が故障じゃないかと思う様な値です。
おそらく自動車メーカーもそんな電圧を見せたくないから電圧計を付けないんでしょうね。
かなり前からサウンドピュアディオは「効率が高くて電気を食わないのが良いカーオーディオ。」という方針で、オーディオ評論家の先生の「電気を食えば食うほど良いオーディオ。」という説に従わなくて良かった、と今となって思っています。
ちなみに現在の充電制御が効いている車で下り坂を惰力で走っていると発電量が最高になるので、NHKのBSプレミアムのにっぽん縦断こころ旅の火野正平さんの決まり文句の「人生下り坂最高!」という様な快適な状態になります。
また安定化電源を間に入れて常時高い電圧を保つという方法もありますが、電圧を上げるために消費電流が増えてしまい、結果として電気系に負担を強いる事になるので、長い目で見ると電気を食わなくて良い音を再生させるという方法が間違いないですね。
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Posted at
2016/10/18 09:33:30