今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、エスティマのハイブリットです。
エスティマは発売されて直ぐに購入して、デモカーとして使用していましたが、ハイブリット車が後で追加された時に、運転席と助手席の間にバッテリーが設置されて、丸の部分の反射でハイブリット車はガソリン車と違うチューニングが必要でした。
そのためベーシックパッケージでは微妙にパーツの数値が違っています。
さて今回のエスティマの作業は工場装着のナビオーディオと、11スピーカー付きのお車にベーシックパッケージを取りつけました。
11スピーカー車では通常のドアに16センチの丸型と違って楕円スピーカーが入っていて、車両アンプから低音のみが送られて来ています。
中音域はドア上部にスコーカーが付いて、車両アンプから低音をカットした信号が送られていて、このサイズではなかなか太い中音は再生出来ない様な見た目です。
助手席下に帯域制限をかける多チャンネルアンプが付けられていて、ここからピュアコンに送る信号を取り出して、制御した後に純正スコーカーと後付けツイーターに分配して送ります。
信号の取り出し方法は手順書があって、それに従えばいいのですが、マイナーチェンジでカプラーの配列が変わっていて、しかもアンプはデッキ部から光ファイバーで送られているデジタル式に変わっていました。
時間をかけて配列を解読して、音信号を取り出してピュアコンへ送りました。
11チャンネル車は普通のパッケージよりもパーツ点数が多くて、その値も初期型と同じでいいかどうか、音を聴いて調べました。
純正スコーカーの高い周波数をある程度カットして、ツイーター部分のレンジを広げてピュアディオブランドのATX-25ツイーターで高音を再生します。
パーツの組み合わせをあれこれ変えて音を追い込んで、その後に3トーンの調整を1ヶ所1クリック動かして音を整えて、納車の準備に入りました。
県外から来店されて、代車で福岡市内に出かけられている間に作業するというスピーディーな対応で、ドア防振はなしでベーシックパッケージのみの取り付けでしたが、ノーマルのどこかもどかしい音に比べたらスッキリと音がまとまって、お客様は音の改善に大変満足さていたそうです。
いたそうですと書いたのは、このエスティマが完成して直ぐに自分は次の仕事のために移動していて、いつもこんな感じなので自分が関わった車両の3分の1ぐらいしかお客様からの直接の感想を聞く機会がありません。
それでも前日から福岡に移動していて、プレミアムサウンドの年式違いによる差に対応する事が出来て、パーフェクトな仕事が出来て良かったと思っています。
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Posted at
2017/04/08 11:01:37