今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業からベンツのAクラスの45AMG4マチックです。
専用ナビオーディオ付きのお車に、フロントスピーカーの交換と、ドア防振の施工を行ないました。
まずフロントドアの内張りを外して、マスキングした後に下処理を行なって・・
セメントコーティングを行ないました。
そしてインナーパネルに防振メタルを貼ってプラスチックの響きを静めて、スピーカー裏に防振マットを貼り付けます。
リアドアの内張りを外して下処理して・・
こちらにもセメントコーティングを行なっています。
リアのスピーカーはそのまま使用して、インナーパネルに防振メタルを貼って、プラスチックの鈍い響きを抑えました。
更にリアシートの下のフロアの響きの中心を見つけて防振メタルを貼って、ロードノイズの進入を防ぎ・・
フロントのシート下も同じ様にメタルで処理しています。
「ベンツだからそんなに静かにならないだろう。」と思われる方もあると思いますが、自分がCLSが納車されて直ぐに高速道路を走った時に、「低い周波数のノイズは取れてるけど、高い周波数のノイズが取れていない。」と感じたぐらい、音楽にかぶさる音域のノイズが残っていました。
スピーカーはダッシュの上にワイドスタンドを製作して、以前からお使いだったユニコーンツイーターを移設して取り付けて・・
ドアにはインナー取り付けで、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
純正オーディオのアンプはリアのラゲッジ下にあって・・
そこから取り出した音信号はラゲッジ内に設置したピュアコンの送り、ここから高音と中低音に分離して前に4本で送ります。
全ての結線が終わって音が出る様になったら音調整を行います。
A45AMGのオーディオはロジック7という音を浮かせる機能が付いていて、オフにすると物足りなく感じるのですが、ロジック7に頼るとどうしても元の音よりも派手に聴こえるので、オフの部分からピュアコンの組み合わせで音を追い込んで行きます。
またダッシュの中央にはセンタースピーカーが付いていて、ここの音はあると邪魔ですが、無いとそれはそれで物足りなく、そこでアッテネーター回路を取り付けて、微調整を行なって左右のスピーカーとのマッチングを取りました。
ドアスピーカーはリスナーからするとやや耳に近く、これまで取り付けたインナーのLTD15で使ったコイルだと中音域の上の方の音が強く聴こえて、やや巻き数を上げてドンピシャのマッチングを出しました。
標準オーディオもハーマンのシステムもバス・ミッド・トレブルの3トーンで、標準と違う部分はここのトーンを動かしても音色が極端に変わらないという所です。
ほんの少しクリックを動かして、音を整えて全ての作業は終了しました。
お客様が車を取りに来られた時に音を聴かれて、「純正とは全然違う!」と驚いておられたそうで、安直にロジック7に頼ったこれみよがしなサウンドではなくて、生演奏・生声にこだわった自然なサウンドに仕上がっています。
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Posted at
2017/04/24 11:02:33