今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、ボルボのV60クロスカントリーです。
全車異型パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
2000年代初めはまだボルボもデッキ交換が可能でしたが、現在はこの様にパネルの後ろは空洞になっているので、スピーカー周りで音質アップを図らないといけません。
まずはドアの内張りを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせて、インナーパネルのプラスチック部分にも防振メタルを貼って、響きを静めます。
響きのポイントはあらかじめ調査してあって、貼るポイントが決まっていますが、クロスカントリーではこれまで何も貼ってなかった場所にマットが貼ってあって、少し工夫して全体のバランスを取って響きを抑えました。
内張りを組み付けたらドアの作業は完了です。
次に運転席下の車両アンプに手を入れて、ここからピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出します。
取り出した信号はグローブボックス下のピュアコンを経由して純正のドアスピーカーと、ダッシュに後付けしたピュアディオブランドのATX-25ツイーターに送ります。
ピュアコンのパーツの値は音を鳴らしながらあれこれと値を変えて、最新型のV60クロスカントリーのスピーカーとアンプにマッチングさせます。
ドアスピーカーとツイーターのマッチングが取れたら、次はナビオーディオのイコライザー調整を行います。
最近のボルボは何故かイコライザーとバス・トレブルが独立していて、その両方を交互に切り替えながら調整して、最後にフェダーの調整を行ってから調整画面を閉じます。
スピーカーを慣らすエージングと音調整を含めると10枚ぐらいのCDを使っていて、最後の締めは上妻宏光さんのベストを使用しています。
洋楽器メインのビームスで全体のバランスを取った後に・・
三味線を弾きながら上妻さんがボーカルを取る田原坂で、PA無しの生演奏を聴いたのはもう数十回あって、ご本人とは何度もお酒の席で音楽について語り合ったりと生声は完全に頭の中に入っていて、生演奏を微細な楽器の表現とボーカルの音色を正確に合わせたら完成です。
お客様のご希望で、当日入庫の当日出庫でスピーディーに対応したボルボは、入庫時の何となく音が鳴っている状態から、システムの限界まで正確な音色となって出庫されました。
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Posted at
2017/05/01 10:51:53