今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業からスズキの新型ワゴンRです。
新型が初の入庫なので、周りをマスキングして時間をかけてあれこれと調査しています。
青く見えますが、中身はシルバーです。
オーディオレス車の何も付いていない状態に・・
カロッツェリアの楽ナビを取り付けました。
システムはベーシックのWパッケージで、まずはドアの内張りを外して外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
今回のワゴンRは外板裏がかなり複雑な構造をしていて、そのため低い響きが少ない割にカーン!という高い響きが多い構造になっています。
指で軽くはじいて響きの中心を見つけて、どの位置にどの材質に貼るかを決めます。
フロントだけでなく、リアのドアの内張りも外して調査します。
続いてダッシュのツイーターの位置を決めます。
今回はツイーターグリルが丸から四角に変わって、サイズも大きくなりました。
ただガラスの反射で高音を聴かないといけないので、スタンドを使って角度を付けて、音を鳴らしながら前後に動かして良い位置を探しました。
ツイータースタンドは5度刻みで色々な角度を用意していて、普通は70度から85度がピッタリです。
たまにホンダ車で傾斜が前に下がっている時に45度とか、4WDのオフロード車で110度とか必要な場合があり、最近では右と左でダッシュの傾斜が違う場合があるので、ツイータースタンドの角度選びも重要なポイントです。
全ての組み立てが終わったたら先代のワゴンR用のピュアコンを取り付けて、エージング用のCDを数枚再生して、スピーカーを慣らしてから音調整に入ります。
先代とスピーカー位置はほぼ同じなので、同じピュアコンで行けそうなのですが、グリルの音ヌケが全然変わっていて、それに合わせてコイルの値を変えて行きました。
助手席の足元に大量のコイルを持って来て、あれでもない、これでもないと交換しながら音を聴いていました。
調整用CDは自分が数十回生音や生声で聴いた事があるアーティストさんのCDで、巻き数を増やして減らしてを繰り返して、ここが一番生音に近いという値を見つけました。
ピュアコンのコイルの値が決まったら次はイコライザー調整ですが、手前で音を追い込んでいるので、ほぼフラットが一番良いポイントでした。
基本の4ピース構成のピュアコンでマッチングが取れた後は、オプションを加えて6ピース・8ピースにした時の数値も調べて、ベーシックパッケージの調査は終わりました。
新型ワゴンRのベーシックパッケージの価格はオーディオレス車で59000円プラス税で、純正ナビ・オーディオ付きは62000円プラス税となります。(ベーシック防振は別途24000円プラス税が必要です)
メインのブラックボックスをRRタイプに変更すると4000円プラス税ほどアップしますが、高音のきめが細かくなるので、かなりの割合でRRタイプに変更される方があります。
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Posted at
2017/06/07 10:57:19