今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、スバルのエクシーガ・クロスオーバー7です。
スバル純正の楽ナビベースのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずはナビを手前に引き出して、裏から音信号を取り出して、PSTケーブルにつなぎます。
取り出した信号はいつもはグローブボックス下に送るのですが、今回は延長ケーブルを使って助手席シート下に設置しています。
ピュアコンで周波数幅とインピーダンスを制御した後で、純正ドアスピーカーとダッシュに取り付けたATX-25ツイーターに分配して送ります。
エクシーガはドアに16センチのフルレンジスピーカーで、ツイーターやスコーカーは使っておらず、中高音に比べて低音のみが目立った音になっています。
ツイーターの追加で高音がプラスされたのと、ピュアコンでインピーダンスを制御しているので、かったるかったドアスピーカーの切れ味が良くなって、トータルで大幅な音質改善を行なっています。
今回はベーシック防振の作業があるので、内張りを外した後に防水シートを剥がして・・
外板裏を覗いてみると、広い範囲で何も貼ってないのが分かります。
響きの中心に防振メタルと防振マットを貼り合わせて、ピンポイントで響きを抑えるので、あまりドアが重たくなりません。
響かない部分まで全て防振材を貼るとドアが重たくなるだけでなく、音が詰まって聴こえたり、大量のゴムで低音が増強されて本来の音楽とは違う音が付け足されて、量は増えたがどこか違う?という事になるので、使用量と使う材質を細かく吟味しています。
ドアの内張りを組み付ければ全ての作業は完了です。
いつもの様にエージング用のCDを何枚か再生してスピーカーを慣らしてから、ナビのイコライザー調整を行います。
このナビにはタイムアライメントの機能が付いていましたが、これを使うと助手席での音が極端に悪くなるのと、音色が本来の音と変わって聴こえるので、全てゼロにしてからイコライザー調整にかかっています。
一般的にタイムアライメントを入れても音色は変わらないと言われていますが、自分は毎月PA無しの生演奏を聴いていて、ボーカルを取っている方とも何人もお会いして生声を聞いているからこそ言えるのですが、音色は明らかに変わるのでここはゼロにしています。
全ての作業が終わり、午前中預かりの夕方納車の日帰り取り付けで、エクシーガ・クロスオーバー7は音質・静粛性共にアップさせる事が出来ました。
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Posted at
2017/07/23 10:09:47