今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのヴェゼルです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
シングルパッケージの取り付けだったので、ドアの内張りは外す必要がなくて、比較的短時間で作業が終わるので、お客様はお車を預けられてから貝塚駅から出かけられました。
貝塚駅からは市営地下鉄で天神まで出かけられる方が多く、ちょっと長めの買い物をされている間にベーシックパッケージが仕上がっているというぐらいの、数時間で作業を終わらせる事が出来ます。
そんなベーシックパッケージの作業の中で手間がかかる部分はナビオーディオを一度取り外して真裏から音信号を取り出す作業で、一般的な純正のスピーカーコードの末端から音を取り出してネットワークにつなぐ方法に比べたら、かなり低ロスで音を取り出せます。
細いコードは最小限に使い、ピュアディオブランドのPSTケーブルで助手席下に送ります。
グローブボックス下には木を一度粉にして接着剤で固めたMDF板をしいて、その上にヴェゼルに専用チューンされたピュアコンを貼り付けます。
実はこの板の材質も音質に影響していて、初期の頃は直置きしていて音が悪く、ベニア板を敷いて鉄板から話したら直付けよりはいいもののいまひとつで、木の目がある板も音がそれなりで、最後にMDF板にたどり付きました。
良く考えたら昭和の時代のホームステレオは真空管やトランスの周りはMDFを使っている物があって、独特の艶のある音で音楽を鳴らしていました。
それを思い出してMDF板を使う様にしたら、今の艶のある音になりました。
ピュアコンでは純正のフルレンジで鳴っているドアスピーカーの上の周波数をカットして、インピーダンスをやや上昇させる事で、こもっている部分を再生させず、更に軽い低音域に重みを持たせています。
ダッシュの先端には純正ツイーターが付いていて、ここは上向きでガラスの反射で音を聴かないといけなくて、見た目のスッキリさに反して音は悪く、その手前にスタンドでATX-25ツイーターを立てて、反射が無くて理想の指向性の向きの高音を再生させます。
実はダッシュに乗っているツイーターの位置が気になるから純正位置に入れて欲しいというご要望は沢山あって、以前に純正位置に入れた事もあるのですが、位置が悪いのでレベルが足らないのでレベルを上げて、音もひかかりがあるからと周波数レンジを広げて対応しましたが、現在の推奨位置に比べたら音が荒く、また音の広がりも無いために、この位置で気に入らない場合は他店で購入される様にお願いしています。
つまり純正位置に入れただけでレベルを上げようがレンジを広げようが理想のサウンドにはならず、生演奏や生のボーカル音から外れて来るので、これまで積み上げたデーターが全く役に立たなくなるので、この見た目でいいという方を探しているというのが現状です。
ピュアコンとツイーターの取り付けが終わったらナビオーディオの音調整で、純正スピーカーの特性はヴェゼルは全て同じでも、付けているナビの音の特徴がそれぞれ違うので、そこを踏まえた上で生音に近いポイントを探ります。
このギャザーズの中身はパナソニックの市販モデルと全く同じですね。
一度フラットの戻して、イコライザー操作を行なってメモリー登録を行なって、また操作を行なって登録をしてを繰り返しました。
メモリー登録の直前では理想的な音でも、登録したらやや音が抑圧されて、抑圧される事を前提にやや派手目にイコライジングして登録して、それで派手すぎたらまたやり直し手を繰り返して音をおいこみました。
やっと音が決まってヴェゼルはお客様が取りに来られるのを待っている状態ですが、自分は山口での仕事が次にあったので、お客様にはお会い出来ない状態で福岡店を後にしました。
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Posted at
2017/08/26 11:46:00