今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのシエンタです。
アルパインの2DINナビを装着した状態で入庫となって、以前ベーシックパッケージを取り付けて頂いていました。
ツイーターはおなじみのピュアディオブランドのATX-25を使用したベーシックで、1回目の入庫では防振無しのシングルパッケージでしたが、2回目の入庫ではフロントドアに片側3面のフル防振の施工を追加でして頂きました。
まずドアの内張りを外して、外板裏の何も貼ってない部分に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
狭い入り組んだ場所は高い響きがあるので硬いメタルを貼って響きを静めて、広い部分の低い響きの部分にはマットを貼って、響きの中心をピンポイントで防振しています。
外板裏の防振が終わったら、もう中に手を入れる必要が無いのでサービスホールを塞ぐ防振を行ないます。
次に外した内張りのツルツルの表面を下処理して、コーティング材を剥がれない様にして、セメントコーティングの施工を行ないました。
セメントコーティングが完全に乾いたら元々貼ってあった吸音フェルトを内張りに戻して、ドアに組み付けます。
スピーカーは純正のドアスピーカーをそのまま使用して、片ドア3面のフル防振プラス+ベーシックパッケージのシステムが完成しました。
それとシエンタのリアスピーカーはサードシート横に付いていて、3列目用のサテライト的な鳴り方で・・
スライドドアにはスピーカーが付いていません。
しかし室内の静粛性を上げるために、今回は外板裏にベーシック防振を加えました。
リアドアのロードノイズは前席からすると斜め後ろ方向から聞こえ来て、意外と気になるので、ベーシック防振は有効な手段です。
普通は「ここまでお金をかけて防振をするならスピーカー交換じゃないの?」と思われそうですが、サウンドピュアディオでは2006年ぐらいから国産のトレードインスピーカーの販売をやめていて、その理由は音が良くなるのではなくて、音にクセを付けて一部の音を際立たせて、その反対に一部の音は目立たない様にした『メリハリが利いた音』というのがわざとらしくて、そういう音で満足出来ない方のための店という独自のカテゴリーとして純正スピーカーを活かすか、クセの無いユニットを選んで販売するという方法に特化するという今のスタイルに段々なって来て、はまらない人は全くはまらないが、はまる人はもう他所には行けないという、一見変わり者みたいですが、実はレコーディングスタジオとか放送局のプロ機の音を目指してこうなったので、常識から外れていても見る位置を変えたら筋が通っている音になっています。
なぜ2006年に方針を変えてきたかというと、2006年に初めてメジャーレーベルのアーティストに会って生の音を知るという手法を取り入れたからで、サウンドピュアディオ提供の始めての音楽番組のスタートは2006年の秋に単発の特別番組として始まりました。
スタジオの音や歌っている本人の声を日常的に聞ける様になったら、トレードインスピーカーのクセのある音がとても聴けなくなって来て、自分が聴きたく無い音を人に販売するのはおかしいと思って、そういう物は他のお店にお任せして、自分はそこから抜けたという訳です。
そんな独自の価値観をご理解頂いて、サウンドピュアディオは成り立っています。
おっと、解説が長くなりましたが、現在シエンタは全ての作業が終わって、お客様が取りに来られるのを待っている状態です。
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