毎年12月になると『間違いだらけのクルマ選び』という本が発行されますが、今回もいつもの様に買って読んでいます。
昭和50年代に徳大寺有恒さんの著書として発売されて、数年前に体調を壊されてからは島下泰久さんとの共同著書になり、徳大寺さんがお亡くなりになってからは島下さんの単独著書となってもいまだに読み続けています。
ただ40代の時に比べたら読む速度が落ちてしまい、以前の様な一気読みが出来ず、「島下さんになってから文字が小さくなって読みにくい!」と思っていたら、以前と文字の大きさは同じで、自分が老眼気味になっているのでした。
何か老眼って、老という字が入っているからなかなか認めにくく、「もっと他に呼び方がないのか?」と思いながら、いまだに老眼鏡を買わずに毎日少しづつ読んでいます。
この本で昨年より増えたのがEV車またはPHEV車などに関する部分ですが、自分の日常使う車やデモカーで既にPHEV2台と、完全にモーターだけで走る車1台の、合計3台を持っているのでかなり先を行っているつもりです。
以前は間違いだらけのクルマ選びの中で悪く書かれている車に乗っている事が多くて、「気分が悪くなる本だ!」と思っていたのが、年々この本の影響を受けているからか、ほぼ良い事を書いてある車ばかりで、ノートeパワーは自他共に認めるいい車で、アウトランダーPHEVは三菱のブランドイメージ以外はいい車みたいな事が書いてあって、かなり気分を良くしています。
以前の車選びは『安い割にあれこれ付いている』古いシャーシーを流用したお買い得車とか、『スタイルだけで、実用性の少ない軟弱な街乗り四駆』などを選ぶ事が多くて、物事の本質を選ぶ目を養うという意味では長年読んでいて良かったと思います。
ただし、自分はサーキット走行をする事がなく、仕事で車を使う事が多く、かといってビジネス商用車を使うつもりも無く、長い時間乗っていても疲れない車と、乗っていて面白い車の中間ぐらいが欲しいので、全てこの本を鵜呑みにする訳にも行きません。
普通は若い時はかなりの距離を乗っていて、自分と近い年齢では年々乗る距離が少なくなって来たと言われる方が多い中、なぜか年々乗る距離が増えて来て、特にここ1年は福岡店がインターチェンジ1個分遠くなって、遠くなった分時間を稼ぐために休憩をしない事が多くなり、車との相性が特に気になり出しています。
その疲れを少なくするために乗車ポジションの違う車を乗り換えていると、体に負担がかかる場所が微妙に違って、同じ車ばかり乗るよりも負担が減るような気がしています。
そういえば最近29歳の稼業見習いの長男が、親から与えられる車ではなくて、自分の車が欲しいと言いはじめました。
ローンを組んで2ドアでMT車で色は赤がいいと、かなり具体的な事を言っていますが、候補はマツダのロードスターRFかスバルのBRZのどちらかがいいそうです。
そんな中ちょうどこの本と別な自動車購入ガイドブックを読んでいたら、BRZはトランクスルーを使ったらかなり荷物が積めると書いてあり、本人は2ドアクーペが欲しくてロードスターRFのオープン機能が欲しい訳では無いらしいので、「もうそれはBRZだろう。」という話になっていました。
しかしBRZには自動ブレーキが付いていなくて、オプションでも付けられず、「息子が乗るなら自動ブレーキ付きじゃないと心配。」と妻が言い出し、ロードスターRFに話が行き、「でもオーディオがマツダコネクトで、室内が狭くて物が積めないし・・」と話が途中で中断してしまいました。
そんな家族会議をしている時に、「良い車って何だ?」と思い、快適性を重視するのか、スポーツ性を重視するのか、安全性を重視なのか、でもオーディオも条件が良い方がいいと、何かを取ると何かは捨てないといけないといけなく、自分の車選びがゴルフオールトラックかレヴォーグかで暗礁に乗り上げているのに加えて、息子の車選びまで暗礁に乗り上げ・・というか、息子本人は自動ブレーキはいらないと言っていのを親が自動ブレーキでがないと危ないと口を挟んでいて、なかなか選択肢が難しくなって来ていると思いながら、毎日少しづつ『間違いだらけのクルマ選び2018』を読んでいます。
今は車の大きな転換点で、これが付いていないと後で後悔する!みたいな物が多くて、一昨年買ったノートeパワーが「これにレーダークルーズが付いていたらもう言う事が無いのにね。」と言っていたら、たった10ヶ月で付いてしまい、妻が「もうめったな事では車は買わないから!」と言っているので、井川家の購入がかなり慎重になっているのです。
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ドライブ | 日記
Posted at
2018/01/16 14:35:12