今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、日産のキューブです。
日産純正のナビオーディオに他店で取り付けたスピーカーと防振が施工されていましたが、それを取り外して全て施工をやり直しました。
ドアスピーカーにはレインガードが使用されていなかったのでずぶ濡れ状態で、ターミナルが錆びていて、音が鳴らない状態になっていました。
昭和の時代は物価の割りにスピーカーの値段が高かったからか、レインガードは標準で付いていて、平成になってしばらくしてからレインガードが省かれる様になりました。
自分は昭和50年代からカーオーディオ専門店を営んでいるので、平成になってから始めた店に比べると、「本当にこのまま付けていいの?」という思いがあり、ユニットの使用期間もレインガードが標準装着の時の寿命を知っているので、ほんの少しの工夫でお客様が使われる製品の寿命を延ばすために、独自のレインガードを取り付けています。
ドア内にはブジルゴムやスポンジが大量に使ってあった防振が施工してあり、低音の量は出るものの解像度が悪く、防振材を全て剥がして、一度素のドアにしてからピュアディオのフル防振の施工を行ないました。
ドアのスピーカーはJBLのGX600Cのミッドのみを使用して、付属のネットワークとツイーターは使用しません。
ツイーターは25ミリ外ドームのATX-25を使用して、19ミリの600Cの付属ツイーターに比べると、かなり音域が広く存在感がある高音を再生します。
GX600Cなどのピュアディオ推奨スピーカーは型番が変わって実質的に値上げになっていて、あらかじめ倉庫に買いだめがしてあるので、今回のパターンでは5千円ほど安い旧価格で販売していて、ツイーターを使わないというマイナス感がない様にしています。
全ての結線が終わって音が出る様になったら、グローブボックス下のピュアコンのユニットとコイルを交換して、ツイーターとミッドのバランスを取ります。
足元に複数のブラックボックスが置いてあって、これでツイーターのレンジとレベルを調整して、後付けのコイルの交換でミッドの上限周波数を決めています。
この日産純正のナビはクラリオン製で、バスとトレブルしか付いていないので、その中間の周波数帯をピュアコンで調整してバランスを取りました。
スピーカーも防振もピュアディオ仕様に変わって、素晴らしい音に変身してキューブは納車されました。
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