テレビの報道番組を見ると、日本大学のアメリカンフットボールのチームの91番が、ボールを持っていない相手の選手に危険なタックルをして怪我をさせたという事が放送されていました。
背番号の91番にモザイクが入っている局と、モザイク無しで91番と見える局がありました。
ボールを持っていない選手はまさかタックルが来るとは思わないので、倒れ方はひどかった様に見えました。
一説によると監督が指示して相手の選手を潰せと言ったとか・・
この報道を見た自分と専務は、まるであるカーオーディオ 専門店のオーナーを思い出しました。
それは今から約20年前、自分があるメーカーの東京で行われたセミナーに行った時の話で、そのセミナーは1日半のスケジュールで行われて、1日目のスケージュールが終わって食事会が行われて、その後でスナックを大きくした様なクラブと言うには少し安い様なお店でお酒を飲む接待がありました。
その途中であるお店のオーナーだけがメーカーの人間とオーディオ評論家の先生に呼ばれてそこの店から外に出て、「何の用なんだろう?」と思って見ていました。
次の日の午前中のセミナーが終わり、全員で昼食を取った後に解散というスケジュールだったのですが、全員がほぼ昼食を終えたぐらいのタイミングで、前日の夜にメーカーの人間と評論家からピックアップされたお店のオーナーがすくっと立ち上がって、「自分の店ではナカミチの下取り品が沢山あって売れなくて困っています。」と言い、次に「いくらでもいいから誰か買ってもらえませんか?」と言うではありませんか。
その頃はまだナカミチもまだ人気があって、「そんな下取り品があるなら欲しい。でも他のメーカーの人間が見ているから欲しいとは言えない。」と思い、その日は何も言わずにその場を離れ、羽田空港から飛行機に乗って帰りました。
帰った日は土曜日で、山口に帰ってから専務に「◯◯◯◯という店がナカミチの下取り品が沢山あって売れないから、いくらでもいいから買って欲しいと言っていた。」と専務に話しました。
ただその店は当時はあんまり売れておらず、とても下取り品が沢山あるというのは考えにくく、それでも行ってあったら儲け物と3日後の定休日に隣の県まで2時間かけて専務と出かけました。
もし沢山あった時のために50万円ほど現金を持ってそのお店に行って、「□△さん、東京で言っておられたナカミチの中古品を買いに来ました。」と言ったら、「自分はそんな事言ってませんよ。」とすっとぼけた顔をして言うではありませんか!
わざわざ定休日に現金を下ろして隣の県まで行って、店に行ったらナカミチの下取り品など1台もなく、そんな事を言った覚えがないと言うのです。
無いものは仕方無いのと、前日の夜に一人だけピックアップされているので、「こいつ仕込まれたな。」という疑いもあったので、事の真意を知りたいというのがあったので行ってみたら、「やっぱり頼まれて嘘を言ってナカミチのイメージを下げるために一役買っていたんだ。」と思いながら、また2時間かけて帰りました。
その後はその店はメーカーから何かにつけて甘い汁を吸わされて、コンテストで賞をもらったり、自分のお金を使わずに宣伝費がほぼいらない様な商売をしていました。
誰かに頼まれて正しくない方法で相手を痛めつけるというのは、まるで日大アメフト部の91番みたいで、見方を変えるとどこかの元国税庁長官みたいな人がカーオーディオ業界にいて、「大勢の前で嘘をついてメリットがあってよかったね。」と言ってあげたいです。
他にもう一人同じ様な人がいて、そっちはわざわざナカミチのスペシャルショップの会に入って、中からあれこれ混ぜくるという人間がいて、まあそんなナカミチも日本法人はもう無くなっていますが、嘘をついてまで相手を蔑んで売らないといけない商品って、本当に良い音がするんでしょうか?
「汚いやり方をして綺麗な音が出るのなら、そこの店に弟子入りして習わないといけないね。」とよく専務と冗談で話しています。
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Posted at
2018/05/15 18:56:12