今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、トヨタのカムリです。
トヨタ純正のナビオーディオを取付けた状態で入庫となって、ベーシックパッケージとドアスピーカーの取付と、ドア防振の作業を行いました。
新型カムリの入庫は初めてで、あれこれと調査を行いましたが、お客様は初めにカー用品の量販店に行かれたら「新型カムリはドアにエアバックの圧力センサーがあるから作業出来ない。」と言われたそうです。
50系プリウスが最初で、インプレッサやXVなども圧力センサーセンサーのある車種は全国チェーンの量販店で断られるらしく、作業出来る店を探してサウンドピュアディオにたどり着かれました。
サウンドピュアディオでは50系プリウスが発売されて直ぐに購入して、どこが触ってはいけなくて、ここは触っても大丈夫という所を探った上で開発を行って、危ない所を避けて音質改善を行う様にしています。
新型カムリのドアスピーカーは約20センチの大型スピーカーで・・
ダッシュにスコーカーが埋まっているフロント2WAYです。
今回はドアスピーカーを交換するのでダッシュのスコーカーは使わずに、ドア中低音のダッシュが高音の2WAY構成とします。
まずドアの内貼りを外して防振作業を行います。
エアバックの圧力センサーがあるインナーパネル側には何も手を付けず、外板裏の圧力センサーと向き合っていない部分にベーシック防振の施工を行います。
外した内張りにはセメントコーティングを施して、プラスチックの鈍い響きを抑えました。
セメントコーティングは圧力センサーから見ると、それより後ろの加工なので、全く影響は受けないだろうという事で施工してしています。
ドアスピーカーは20センチサイズから16・5センチサイズのJBL製に交換して、サイズを絞った分ほど音がタイトになっています。
ドアからの中音域が濃くなったのでダッシュのスコーカーは使わず、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターで高音域のみを再生させます。
高音と中低音の配分バランスはグローブボックス下のピュアコンで行い、新型カムリのフロント周りの作業は終わりました。
音が鳴る様になったらトヨタ純正ナビの音調整機能を使ったセッティングを行います。
何故か全てのスピーカーに132センチのタイムディレイがかかっていて、昭和の時代のサラウンドみたいな音がしていました。
そこで全てのタイムングをゼロにして再生したら、スキッとした普通のボーカルの声になりました。
次にイコライザー調整を行うと・・
メモリーする直前とメモリーした後で若干音のイメージが変るタイプで(というか、最近のいナビオーディオはほぼそうなっている)、メモリーしてもう一度聴いて、候補を3つメモリーしてそれから一番良いパターンを選んでと、いつもの事ですが、時間をかけて調整しました。
ちょうど仕上がったぐらいの時間にお客様がご来店されたので、音の仕上がりを聴いて頂いたら、「見違える様に変わりました。」と喜んで頂きました。
商談室にはこれまでに直接お会いして生の声を聞いた事があるボーカリストの方の写真が飾ってあるので、この音が出来るまでにご本人の声を何人も聞いた上での「これが限界!」なので、他とはかなり鳴らし方が違います。
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Posted at
2018/05/20 10:59:52