今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、マツダのCX-3です。
マツダコネクト付のお車にフロントスピーカーの交換と、前後のドア防振の施工を行いました。
フロントドアは外板裏へベーシック防振の施工と、インナーパネルのプラスチックの表面へ金属シートの貼り付けと、内張り裏にセメントコーティングの施工の、方ドア3面のフル防振の作業を行いました。
通常はセメントコーティングは次の日の納車となりますが、朝10時に入庫して頂いて、それから吸音フェルトを一度外して粗目を付けてから塗りを行いますが、昨日は晴天で気温も高かったために天日干しで乾かして、夕方にはドアに組み込む事が出来ました。
実はCX-3のお客様は大阪府からご来店頂いていて、当日出庫で出来る所まで施工という事で、フロントのセメントコーティングは必ず施工して欲しいという事だったので、総勢4人掛かりで1日で仕上げました。
リアドアは静粛性アップを目的にベーシック防振の施工を行っています。
スピーカーは純正の16センチを取り外し、ピュアディオブランドの13センチサイズのZSP-LTD15を、インナーバッフルを製作して取付けました。
内張りを組み付けてグリル部分を見ると、けっこう中の黄色いケブラーコーンがハッキリ見えて、「
CX-3はインナーでも音ヌケが良さそうだな。」と思って見ていました。
ツイーターはダッシュの上の純正部分は使用せずに、スタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取付けています。
ただしこのツイーターは以前乗られていたCX-3のボーズサウンド車から移設されて来た物で、1・5のクリーンディーゼル車から1・8のクリーンディーゼル車に買い替えられて、前回ボーズサウンド車でシステムアップに制約が多かったので、買換えの時にはオーディオの自由度が高い標準仕様車にされました。
ハンドルの右下を分解して、マツダコネクトの車両アンプから音信号を取り出します。
音信号はグローブボックス下に取付けたピュアコンに送り、そこからドアスピーカーとツイーターに分配して送ります。
各ユニットへの周波数幅と、レベルとインピーダンスをピュアコンの数値をあれこれと変えて調整します。
周波数幅とレベルは誰でもイメージ出来る部分ですが、インピーダンスはコイルとコンデンサの比率を変えて音色をコントロールする手法で、同じ周波数幅でもコンデンサを大き目でコイルを小さめにすると音がしゅっと鋭く立つ感じで、逆にコンデンサを小さめでコイルを大き目にすると、音がゆったりして聴こえるので、その比率を変えて本来の音に近い音色に合わせるのがピュアディオ独自の調整方法です。
ピュアコンの組合せで音を調整しているのでマツダコネクトの調整はほぼしなくてもよく、リアのノーマルスピーカーの音が混じるのが少し気になるので、フェダーを1クリック前に動かして全体の量感が減らないレベルで、前に余分な音が重ならないという絶妙なバランスに合わせています。
現在は大阪からだと山陽自動車道が使えず、時間をかけて中国自動車道を使って宇部店まで来て頂いて、ご希望通り当日出庫で納車する事が出来ました。
出来上がった音には「大満足です!」と喜んで頂きました。
交通の不便な中、遠方よりのご来店ありがとうございました。
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Posted at
2018/07/14 13:28:25