今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、スバルの新型フォレスターです。
スバル純正のパネル一体型のナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行ないました。
ただパネルと一体化しているだけではなくて、上の小画面にオーディオの情報が表示されて、大画面の下にはナノイーが付いています。
先代のフォレスターではダッシュ上のグリル内には中高音を鳴らすスコーカーが付いていましたが・・
新型ではスコーカーサイズのプレートにドーム型のツイーターが付いていて、純正としては広い音域の高音を再生しています。
ドアスピーカーは縦に楕円のプレートに、16センチの丸型スピーカーが付いていました。
自分が想像するには、アメリカでは楕円で表面積が取れるスピーカーが好まれるので、アメリカ向けには楕円スピーカーで、日本向けには音量よりも質感を重視して丸型が付いているのではないかと思っています。
また新型フォレスターはサービスホールが塞がっていて、防水シートの一部にもゴムが貼ってあって、かなり外からのロードノイズを抑えています。
しかし防水シートとインナープレートを外したら、外板裏には何も貼ってなくて、スピーカーの残響は残りまくりです。
ベーシック防振では四角いマットで低い響きの残響を抑えて、丸に表面に模様が入っているマットで中音域の響きを抑えて、ゴールドに輝く防振メタルで高い響きの中心を抑えるという、3WAY的な防振を行って、ドアが重たくならない割には響きを抑える事が出来て、更にブジルゴムやアスファルト系の材質を必要最小限しか使用しないので、スピーカーの音に余分な低音が乗って来る事がなくて、正確に音楽が再生出来る様に工夫してあります。
施工後に内張りを組み付ければドアの作業は終了で、音質も静粛性の両方がアップしたドアに変わりました。
先代ではダッシュのスコーカーで中音を鳴らして、それにツイーターを加えて高音をプラスしていたのが、新型では純正ツイーターは鳴らさずに、後付けのATX-25ツイーターで高音を鳴らして、ドアの純正スピーカーで中低音をならす2WAY構成としています。
実は新型フォレスターの入庫は2台目なのですが、最初の1台がアウターバッフルの加工があり、納期に余裕が無かったのでベーシックパッケージのデーターを取っておらず、今回ベーシックパッケージの探り出しをおこなって、グローブボックス下に取り付けたピュアコンの値をあれこれと変えて、最も生音・生声に近くなる値を探しました。
純正ナビはパナソニックのストラーダがベースで、最初から全てのスピーカーに100センチのディレイがかかっていて、ここを使わないチャンネルを含めて全てゼロにしてから調整に入りました。
ディレイがかかった方が音が良く聴こえると言われる方もあるかも知れませんが、自分は多くのボーカリストにお会いして生の声を知っているので、ゼロの方が正確な音に聴こえて、ファンクラブに入っていてイベントでボーカリストの生の声を聞いた事がある方は最初からゼロにした状態で入庫された事もなります。
ピュアコンで音が整ったらイコライザーを操作して更に音を追い込んで、ベーシックパッケージの手順書を作りました。
お客様は以前のお車でJBLの508GTIツイーターをお使いで、ATX-25でベーシックのデーターが取れた後に508GTIを移設して取り付けて、専用のマッチングを出してから納車致しました。
フォレスターのドアはスピーカーが下の方に付いているので、上限の周波数が耳に届き難く、その分いつもよりもツイーターの下限周波数を増やしてバランスを取りました。
ATX-25でも508GTIでも、最高のマッチングで音楽が再生出来る組み合わせを見つけました。
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