今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。
カロッツェリアのサイバーナビが装着された状態で入庫となって、ATX-30を使ったベーシックパッケージの取付けと、ドア2面の防振の作業を行いました。
まず内貼りと防水シートを外して外板裏を見ると、裏は全て防振材無しの状態でした。
防振メタルと防振マットを組み合わせて、ドア全体の響きをスムーズに鎮めます。
防振マットも形と硬さを変えて、絶妙なチューンを行います。
そして今回は内貼りのプラスチックの鈍い響きを無くすために、裏側にセメントコーティングも行っています。
塗りたては青みがかっているのに、乾燥したら茶色っぽくなる不思議な現象で、ドアが重たくならない割に振動が取れて、ブジルゴムやアスファルト系のマットを貼るのと比べて、スキットした心地良いスピーカーの鳴りになります。
サイバーナビは一度取り外して、裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出します。
取り出した信号はグローブボックス下のデリカD5専用の値のピュアコンに送り、純正のドアスピーカーと後付けツイーターに分配します。
今回取付けたツイーターはピュアディオブランドの新製品・ATX-30で、ワイドスタンドではなくレギュラーのツイータースタンドの取付では初めての例となります。
ATX-25がツイータースタンド込みで18000円のところ、ATX-30ではユニットが38000円のレギュラースタンドが5000円で、合わせて43000円となるので、ATX-25との差額はスタンド込みで25000円と税になります。
全ての結線が終わって音が出る様になったら、イコライザー調整を行います。
31バンドの0・5デジベルステップのイコライザーを駆使して音を調整します。
基本は自分が用意している実際に生演奏や生の声を聴いた事がある方のCDを使って調整していますが、お客様がお使いのSDカードなどの楽曲でも音を確認しています。
自分が実際にお会いした事がり生の声を聞いた事があるアーティストさんは合計5名おられて、「この人の声がこう聞こえて、この人の声がこう聞こえるから、ここの周波数を1ステップ下げて・・」という様なセッティングを行って、このシステムでここが限界というまで生声・生音になる様に音調整を行いました。
実際にボーカルを取っておられる方にお会いして生の声を聞いて調整する事は、ナビゲーションのGPSの衛星の電波を何個受けているかと同じで、増えれば増えるほど短時間でより正確な位置を知る事が出来るのと同じです。
ドアスピーカーは純正そのままで、パワーアンプも付けていない状態なのに正確な音が表現出来て、音の仕上がりにお客様は驚いておられました。
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Posted at
2018/12/15 10:12:23