自分が自動車の運転免許を取った時に、試験場の問題にひっかけ的な内容があったのを今でも覚えています。
その1が『多少の飲酒は血行が良くなって、安全運転につながるので、した方が良い。』というもので、その2が『対向車のライトが眩しい時はじっと見て目を慣らす。』という問題で、「これでひかかる人がいるの?」と印象に残っています。
今日ラジオを聞いていたらちょっと高度なひっかけ問題をやっていて、船のデッキと海面に6メートルの差があって、そこから満ち潮になって20分に25センチづつ海面が上昇するとすれば、2時間後のデッキと海面の差は何メートルでしょう?という類の問題でした。
普通は20分で25センチなら1時間で75センチとなり、2時間で1・5メートル上昇すれば、6メートルマイナス1・5メートルで4・5メートル・・ と純真な人ならひかかりそうですが、海面が上がるとそのまま船も上がるので、どんなに上がっても6の差のままという訳です。
ひっかけ問題とは別に、やや問題があるひっかけがテレビで放送されていて、よく会社訪問や豪邸の訪問で、「さすが年商100億円!」とかレポーターが言っていますが、これは年収と年商をごっちゃして、数字が大きくなる方がインパクトが大きいので、わざとその辺をよく知らない人をひっかけている様に思っています。
ごく稀にテレビで年商と年収の違いをきちんと話している番組があって、食品製造工場で卸し売り業だと年商に対して年収が0・5%と言って、自分が知っている社長仲間がだいたい1%から5%なので、『さすが年商○○億円の社長!』と言っているレポーターは完全に素人に混同させている、と自分は疑っています。
車関係のひっかけが、『○○○が凄い値引きで買える!』というネットの広告で、内容を読むと車の値引きの事ではなくて、下取り車の買い取り価格が上がるから最終的にトータルの支払いが安く安くなるだけで、『値引き』には当たらないので、これは不当な表示ではないでしょうか。
不思議とこれは何年経っても無くならないので、だれも消費生活センターにも、公成取引委員会にも言っていかないんでしょうね。
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世間話 | 日記
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2019/02/21 19:51:19