文字だけのブログですが、ある三軒のラーメン屋についてちょっと書き込みます。
山口県内某所に『寸劇ラーメン』と呼ばれているラーメン屋があります・・ と言うよりありました。
社長の集まりがあると、「あそこのラーメン屋に行くといつも寸劇が始まる。」と話題になっていました。
それは客席から丸見えの厨房でオーナーが従業員に指導をしているのがこれみよがしで、自分は仕事が出来るアピールが大袈裟で、そのわりに味が大した事がなくて、そのうち飽きて段々行かなくなるというパターンのお店でした。
その店と対照的なのが一人で黙々とラーメンを作っているご主人がいるお店で、いつも駐車場が満杯で、3回か4回昼時を避けて通ってやっと食べる事が出来るぐらいの繁盛店で、寡黙に美味しいラーメンを作っているからこそファンが多くて、最初のラーメン屋と180度逆のお店です。
3店目は福岡県内の某ラーメン屋さんで、ご主人が一人で黙々とラーメンを作られていて、自分は好きでかなり通っていて、妻も一緒に行く事もありました。
最近妻が、「そういえば最近あのラーメン屋さんに行かないね。」と聞いて、自分は「前に嫌な事があったからもう行かない。」と答えました。
その理由は最初のお店が繁盛したのでショッピングモールに出店して、ご主人は元々のお店にいなくて、後から入った若い店長に任せて、まあまあご主人の味に近かったのでそれでもたまに通っていました。
ある日行ったらさらに若い店員が入っていて、店長が若い店員にラーメンを作らせて、スープをちょっとすくって麺を1本食べて「これでいいだろう。」と言っているので、「これはまかないだろう。」と思っていたら、そのラーメンが自分の前に出されました!
いやいや、あなたが作るラーメンでも満足していないのに、さらに新入りが作ったラーメンを客に出すんですか?と呆れて、それからその店には一切行かなくなりました。
その時に自分はその出来事を自分の仕事に変換して考えてみて、「自分の仕事の仕方はこいれでいいのか?」と自問自答してみました。
現在の自分がハンダ付けしている作業は最初は3段階あって、今はかなりレベルの高いハンダ付けをしているので4段階目まであります。
これまでは2段回目までは社員がハンダ付けしていて、3段回目と4段階目が自分が行っていたのを、あえて2段回目まで自分が行っています。
正直なところ年々社員にさせる仕事を増やして、最終的には自分がする仕事を無くす事がビジネスのセオリーとして正しいのかも知れませんが、でも魂がこもった仕事ってそんなに誰でも出来る訳ではないので、不効率でも逆に自分の仕事を増やしています。
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Posted at
2020/06/30 20:11:41