今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、ポルシェの911です。
ポルシェのロゴがオープニング画面で表示される、クラリオン製の2DINナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付を行いました。
ドアにはウーファーとスコーカーが付いていて・・
ダッシュにツイーターが埋まっていて、そこを使わずにグリルの横にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、フロント3WAYシステムとしました。
運転席のシート下には車輛アンプが付いていて、ここからピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出して、グローブボックス下まで送って行きました。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にピュアコンのブラックボックスを取り付けて、純正のウーファーとスコーカーの音にATX-25の高音を重ねます。
当初は純正のダッシュのスピーカーは鳴らさない予定でしたが、ここを薄く鳴らす事で全体のバランスを取って、それに合わせてピュアコンのパーツを1品プラスして、純正のツイーターの上に周波数をコイルの巻き数を変えて、あーでもない、こーでもない、と何度も変更しました。
それと同時にブラックボックスの値も変えて、かなり時間かけてポルシェの純正オーディオにピッタリと合う組み合わせを探りました。
ピュアコンは今年の秋には発売から28年となりますが、ピュアコンの規格が決まる前の28年前の今頃は、1組のコイルを1週づつじわじわほどいて音を決めていました。
ところがほどき過ぎると音がまとまらなくなり、そのためにもう少しほどいたところに一番いい巻き数があるかも知れないのに寸止めみたいな中途半端な事をしていて、かといってほどき過ぎると毎回使えないコイルが増えるし、と思っていたところ、お金がかかっても最初から沢山のコイルを用意しておけば、これが適正とかほどき過ぎているとかが分かり、変な寸止めのセッティングが無くなると気が付いたのが秋でした。
セッティングしながら、「28年前の今頃は、コイルをじわじわほどきながら格闘していて、おそらく一番きつかった頃だろうな?」と思い出しながら、ポルシェのコイルを何個も変えながらマッチングを取っていました。
クラリオン製のナビオーディオはイコライザーではなくて、バスとトレブルしか付いていませんでしたが、両方ともセンターで再生出来る音域をほぼフラットで再生出来る様に仕上がりました。
音調整は最初にレンジの広い洋楽のCDを再生してスピーカーを慣らした後に、自分が実際にお会いして生の楽器の音や生の声を聴いた事のあるアーティストさんのCDを使って行いました。
何度もピュアコンのユニットを交換して、もうこれ以上生音に近くならない!というまで音を追い込んで、最終的には純正のダッシュのスピーカーとATX-25のバランスを取るために、ブラックボックスの中に入っているパーツを付けている接着剤をいつもよりも柔らかい物を使って、上手い事バランスを取りました。
車の板金塗装で新しく塗装した部分とこれまでの塗装のつなぎ目を分からなくする技術と同じ様な手法で、後付けのツイーターと純正のシステムが、見事にマッチングして、これまで伸び切らなくて当面感が無かった高音を見事に伸ばしました。
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