今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、日産のノートeパワーです。
日産純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
ベーシックパッケージなので、ドアの純正16センチスピーカーはそのまま使用します。
1990年代は音が悪いからとドアの純正スピーカーは交換してもらって当たり前という考えでしたが、90年代の後半にあるお医者様が来店されて、いつもの様に「純正のドアスピーカーは音が悪いので交換しないといけません。」と話したところ、「なぜ悪いか調べられたのですか? 本当に使い物にならなかったのですか?」と質問されました。
実際に自分は純正スピーカーのどの音域がどの様に悪くて、それは改善しようもない事かは実験しておらず、業界全体が音が悪いから使えないという、根拠の乏しいものでした。
そこでそのお医者様が、「私は患者さんから完璧な説明を求められているが、あなたの説明は根拠が示せなくて私を納得させられない。」とお叱りを受けました。
普通だと、「今日のお客さんはノリが悪かった。」で済ますところを、「いや、実験しなかった自分に問題がある!」と、純正のドアスピーカーを使った実験を行ったら・・
あれっ? 先入感で悪いと思っていたスピーカーが悪い音域を改善したら良くなって、逆にトレードインスピーカーに付けてある独特のクセの方が本来の音楽から遠ざけている事に気が付いて、将来にプラスになるきっかけを下さったそのお医者様には今でも感謝しています。
そんな純正のドアスピーカーの音を改善しているのはグローブボックス下に取り付けているピュアコンで、純正のフルレンジのこもりやすい高音域をカットして、軽い低音はインピーダンスをやや上昇させて重みを持たせています。
カットした高音はダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターで再生させて、トータルでフロント2WAYの上質なスピーカーへと変身しました。
パッケージの取付が終わったらナビの調整を行って、これは中身はパナソニックのストラーダですね。
最近のストラーダは最初からスピーカーに100センチのディレイがかかっていて、これを全てゼロにするだけで音が自然に滑らかになります。
たまにこのブログを読まれてここをゼロにして入庫される方もありますが、純正スピーカーのままでもやや音が自然になるというのが分かります。
ナビのイコライザーを動かして更に音を追い込んで、メモリーが終わった後の音を確認して、再生画面で一番音が自然なパターンを選んで調整を終了しました。
宇部店にはノートeパワーの代車兼デモカーがあって・・
福岡店にもノートeパワーの代車兼デモカーがあって、更に2店舗を行き来するキックスのeパワーもあり、日産のeパワーというカテゴリーにかなり前から目を付けて開発を行っており、シンプルなパッケージの追加でもより自然なサウンドを提供しております。
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