今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、三菱のエクリプスクロスです。
マイナーチェンジ後に設定されたPHEV車です。
510ワットの車両アンプが付いた『ミツビシパワーサウンドシステム』付きのお車で、フロントに16センチのグラスファイバースピーカーと9センチスコーカーの2WAYで、リアには16センチのグラスファイバーのコアキシャルスピーカーが付いているプレミアムサウンド車です。
プレミアムサウンド対応のベーシックパッケージの取付と、広範囲にわたっての防振作業を行います。
まずは前後のドアの内張を外して、セメントコーティングの作業を行います。
内張裏には白い吸音フェルトが貼ってありますが、これは一度取り外して・・
ツルツルの裏側のプラスチック部分には粗目を付ける加工を行って、コーティング剤が剥がれない様にしてから塗り込みを行います。
セメントコーティングは試作の時点では均等に塗って、ドアが重たくなる割には振動が取れなかったので、意図的に規則性を持たないランダムな厚い薄いを作って、軽いのに振動が通過しないドアになる事が分かりました。
またそのままの石灰石を使うとひび割れが起こるので、つなぎになる成分が混ぜてあり、その成分が乾燥すると化学変化で色が変わるので、青白い表面が乾燥と共に茶色っぽくなります。
このセメントコーティング剤は石灰石の産業が盛んな山口県ならではの産物で、自分自身高校を卒業して一時的に石灰石加工会社で大きな炉の中で重油バーナーで石灰石を焼いて砕いて出荷する仕事をしていて、母親は別な会社で石灰石の成分分析の仕事をしていました。
セメントコーティングを発案した時は母親は既に会社を辞めていて、努めていた時の上司の方にお願いして、セメントコーティングの開発に力を貸して頂きました。
試作品が出来上がった後に山口県の産業振興のために研究施設に持ち込んで、X線照射のテストをした上でセメントコーティングは完成しているので、近年のセメントコーティングの人気の上昇も偶然ではなく、きちんとした科学的根拠に基づく理論に立証された効果です。
実はテストを行った山口県産業技術センターは、同じ建物中にJAXA研究開発部門もあるかなり高度な計測機械を持った施設です。
売れる商品にはきちんとしたストーリーが存在しているというお話でした。
(エクリプスクロスの取付に関してはその2に続きます)
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