昨日の宇部店でのお話ですが、ピュアディオブランドが2001年に誕生して、今年で20周年になって記念のスピーカーを発売したのですが、そのネーミングが良くないので変更してほしいというお話が出て来ました。
2000年に特許庁からピュアディオという商標登録が認証されて、2001年にZSPやSKYやPMBケーブルなどのピュアディオ製品が発売されて、ブランド誕生から20年経った今年に20セット限定だから2020というネーミングを付けたのですが、あのチープな閉会式を見たら、2020というのはイメージが悪いというお話が複数出て来て、自分も確かにこれは良くないと感じて、名称変更しました。
別に本体に型番が記入されている訳ではないので、もう納品した物にエンブレムを付け替える事は無いのですが、6・5インチのミッドバスで20周年記念という事で、『ピュアディオ6520』と名称変更させて頂きます。
他に過去に名称変更しているのが、来年の秋で発売30周年となる、サウンドピュアディオと名乗る前のオーディオボックスの時代からの人気商品ピュアコンです。
これは発売当時はパッシブクロスオーバーのパーツをブロック化して、特性をあれこれと変更出来る事から、当初は『パッシブクロスオーバーK I T』略してPCキットと名付けて、確かに動作の事を正確に表ていても、お店でパーツのはめ換えを行って、ユーザーに持ち帰り販売を行わないのにキットはおかしいという話になり、『ピュア・サウンド・コントローラー』を略して『ピュアコン』と名称変更したら人気商品となりました。
ただ1990年台の中頃はピュアコンは飛ぶ様に売れて、国産メーカーのトレードインスピーカーのチープなネットワークをピュアコンに変えるだけで劇的に音質が良くなるという事で、作っても作っても直ぐに在庫が無くなるという時代がありました。
ところが1990年台の中頃から急激にカー用品業界に変化が起こって、それは大手カー用品チェーンの安売りに怒ったブリヂストンが、良い商品作ろうと思えば大手チェーンの値下げ要求には応じられないと、タイヤ館という独自の販売ルートを作って、その影響を受けた大手チェーンは落ちたタイヤの売り上げをカーオーディオで補おうという話になり、当時は雛壇と呼ばれたカーオーディオの大量展示を始めました。
ただ大手の値下げ要求に応じた国産メーカーは、ブリヂストンが言った通りに、大手の値下げ要求に応じると良い物は作れなくなり、見た目は豪華なのにコストを大きく抑えたトレードインスピーカーは、ピュアコンを付けても音が良くならず、あれだけ売れたピュアコンも冬の時代が来てしまいました。
そこで1999年に「もう大手メーカーには頼れない!」と、自社ブランドのスピーカーの開発と、トレードインスピーカーに頼らない『純正ミッドを使って良い音を出す』方向に舵を切りました。
それまでのオーディオボックの名前はあまりにトレードインスピーカーにアドオンして音を良くするというイメージが付きすぎていたので、そこで新たに『サウンドピュアディオ』と名称変更して、今年20周年を迎えたという訳です。
来年は自分は62歳になり、22歳の時にカーオーディオ専門店を開業したので開業からは40周年となります。
来年の10月10日の開業記念日に何かするかはまだ考えていませんが、来年秋にはピュアコン誕生30周年にもなるで、よく考えたらピュアコンは開業からちょうど10周年の時に考案していたと、今気が付きました。
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Posted at
2021/08/10 08:16:37