今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業からトヨタのオーリスです。
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
トヨタはこのオーリスぐらいからドアのスピーカーグリルが、リスナーに対して少し斜め前に向いて来た気がします。
元々2WAYのお車で、ミラー後ろの純正ツイーター位置は音場が狭くなるので使わず、ダッシュの上に外ドーム構造で拡散するタイプのピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、上質な高音を再生させます。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にピュアコンを取り付けて、純正ドアスピーカーの音域コントロールとインピーダンスのコントロールを行って、ツイーター側はそれにプラスしてレベルコントロールも行っています。
今回は防振作業をせずに、オプションのSSFを加えてドアに行く有害な成分を抑えて、こもりの少ない音に改善しています。
そして全ての結線が終わって音が鳴る様になったらイコライザー調整ですが、今回はパナメトリックイコライザーで、動かす周波数を決めて、動かす幅を決めてからレベルを上下する方式で、これはいつも調整に時間がかかります。
今日はそのパナメトリックの動きを解説します。
まず動かしたい音域のバンドに合わせて、そこはスタートが500ヘルツで、もう少し下の周波数を動かしたいとします。
そして1つ周波数を下げて400ヘルツになって、それでも下に下げたいと思うと・・
次は315ヘルツとなって、バンド数は7バンドでも周波数が動かせるので、21バンドのイコライザーの7バンドが動かせる的な調整です。
更にパナメトリック方式の特徴が、そのバンドごとに動かす幅が選べて、まずはQ1の広い幅の調整で・・
次にQ2では少し幅が狭くなります。
そしてQ3が一番幅が狭くなり、ほんのここだげ動かしたいが出来ます。
よほど仕組みや倍音成分などが理解出来ていないとパナメトリック方式はグラフィック方式と違ってツボがつかめず、調整の迷路に入って何が良い音か分からなくなってしまいます。
実際に自分でもパナメトリック方式では通常の倍から3倍の時間がかかってしまいますが、グラフィックでは表現出来ない調整が出来るというのがこの方式の良い所です。
ベーシックパッケージにSSFプラスと、パナメトリックイコライザーを駆使した調整で、入庫時とは全く別なサウンドに生まれ変わりました。
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