今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業からトヨタの86です。
息子が黒いスバルのBRZに乗っているので、「ピットになぜ息子の車が?」と思ったら、ボンネットの先端はトヨタのマークでした。
カロッツェリアのサイバーナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの施工を行いました。
まずはドアの内張を外して、それから防水シートを一度剥がして、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
さすがにこの大きさのドアだと何も防振材が貼ってないという事はなく、工場装着のマットとの組み合わせを考えて貼り付けて行きます。
そして横に長いドアの内張には、粗目を入れる下処理を行ってから、意図的にランダムに厚い薄いを作ってセメントコーティングを行いました。
この内張では後ろの方のドライバーの耳に近い部分の震えがかなり気になって、セメントコーティングの威力でその震えが抑えられて、音質と静粛性と、意外と断熱性にも効果があって、3つの効果を考えればかなりお得な施工です。
次にダッシュの上のスピーカーグリルの端にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、ダッシュの純正スコーカーとドアの16センチスピーカーと合わせて、フロント3WAYのスピーカーとなりました。
元々の純正ツイーターの位置が内側に寄っていて、これは明らかに左右のセパレーションが悪くてステレオ感に欠けますが、逆にモノラルっぽく鳴って目の前からボーカルが聴こえる様になっていますが、音楽的には面白くないというか、感動が得られな鳴り方なので、ピュアディオ推奨のスタンドで適切な角度を付けて、両端に付けるという方法がベストです。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、サイバーナビのセッティング機能を使って音を整えます。
まずはタイムアライメントを全てゼロにして・・
リアスピーカーがサイズが小さいのでスモールに設定します。
同じ86やBRZでもドアスピーカーがブラックコーンかシルバーコーンかで特性が違い、こちらはコイルの巻が多きシルバーコーン用のピュアコンを装着しています。
最後に13バンドのイコライザーをほんの少し動かして音を整えたら、全ての作業は完了です。
モノラルっぽくて、長い2ドアの後ろの方から残響が残る感じの不自然な音が改善されて、スキッとして心地よい、スポーツカーに最適なサウンドに生まれ変わりました。
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Posted at
2021/10/30 09:30:41