今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、BMWミニのスピーカー交換です。
以前は他店でイコライザーアンプ一体型のデジタルプロセッサーを取り付けておられましたが、音に不満があって当店に来られて、イコライザーアンプを撤去してスピーカー交換を行っていました。
イコライザーアンプのメリットは、バスとトレブルしかない純正オーディオを他バンドのイコライザーやタイムアライメントで調整出来て、一見夢の様なアイテムですが、純正のスピーカーレベルを一度プリレベルに下げて調整する時に内蔵のハイローコンバーターでロスが起きて、更に入出力のケーブルが複雑でケーブルロスが起こり、確かに調整出来るものの多くのロスで新鮮さにかけた音になります。
もう一つはデジタルプロセッサーの中でエラーが起こって、何だか最近音がパッとしないと思われて当店に持ち込まれた時にはイコライザーはフラットの起点に戻っていて、逆にロスだけの状態で何台も持ち込まれていました。
こちらのお客様はイコライザーアンプを取り外した後に、純正のドアスピーカーをJBLのGX302のコアキシャルスピーカーをツイーターを鳴らさずにスコーカーとして使用して・・
ダッシュにピュアディオブランドのATX-30を取り付けて・・
シート下の薄型ウーファーをJBLの16・5センチのGX600Cに交換して、フロント3WAY構成として鳴らしていました。
BMW系のスコーカーをコアキシャルの、しかも低価格帯の物に替えるというのはイメージ的には良くないのですが、実はJBLの上級モデルも買って実験したのですが、後ろのマグネットが大きくてスピーカー裏の容積が減ってしまうのと、マグネットが大きいゆえにスピーカーが前後した時の後ろに行く空気が邪魔されて、音に抑圧感が出るために安くてマグネットの小さなGX302の方が音が生き生きなるという事で、あえてこちらを選んでいるのが、イメージ的にはあまり音が良くなるとは思われませんが、その辺を理解して頂けるお客様はこちらの推奨モデルで購入して頂けます。
今回はこのドアのスコーカーを完全な中音域専用のモデルで、マグネット系も適切な物をピュアディオブランドで後から発売したISP-91に交換しました。
ツイーターはATX-30からピュアディオ推奨のハイエンドモデルのJU60をワイドスタンドを製作して取り付けて、中高音は今考えられるハイエンドの仕様となりました。
それに合わせてグローブボックス下のピュアコンもJU60とISP-91用に交換して、音を聴きながら値を少しずつ変えて、最も生音・生声に近くなる値を探しました。
自分の音源とFMラジオを使って音を追い込んで行って、最後の方でお客様の音源も使って調整しますが、おっ!大黒摩季さんの楽曲が入っていますね。
大黒摩季さんは一度お会いして生の声を聞きたかったのですが、サウンドピュアディオ関連の番組に出演して頂いて、何年か前にお目にかかった事があります。
そして三味線プレイヤーの上妻宏光さんはこれまで何十回とお会いしていて、演奏とボーカルで音を追い込んで行っています。
何度もブラックボックスとコイルの組み合わせを変えて、スコーカーの上限周波数とツイーターの下限周波数と、そのユニットを組み合わせた時の合成インピーダンスを探りながら音色を合わせて行って、このシステムではここが限界!という所まで追い込みました。
昨夜はどっと疲れてドクターXを半分まで観たところで寝てしまいましたが、明日の納車ではお客様にきっと喜んで頂けると思っています。
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Posted at
2021/12/10 10:08:07