日曜日の朝の7時30分からTBS系でがっちりマンデーというビジネス系の番組を放送しています。
最初は日曜日に放送しているのに何故マンデーというタイトルなのだろう?と不思議に思っていましたが、日曜日に情報収集して、月曜日から仕事に活かそうという意味だそうです。
そのがっちりマンデーの昨日のジャンルは音で、これは見損ねてはいけないと、一度放送を見て、夜録画をもう一度見返しました。
テーマが儲かる音ビジネスって、自分は音ビジネスは儲からないと思っているので、「本当か?」と疑いを持ちながら見ていました。
自分が音に関するビジネスをしていても、今のハンダ付けとコイル巻きが、10年以上かけて部分的に出来る社員はいても、トータルで出来る社員がいないからほぼ休み無しで働かないと納期が間に合わない状態で、利益は出ても体はキツイ状態だから、『がっちり儲かる!』とは違うでしょう。
そこで興味津々で見てみると、20年前の発売以来5万台を売り上げている・・と出て来たので、「20年というとZSPやベーシックと同じ年数だな。」と思って計算してみました。
ZSPが発売20年で13センチミッドと派生モデルとウーファーを合わせると1000セットぐらいで、1週間に1セットペースで、ベーシックが発売当時はあまり売れなくて、発売から15年目ぐらいでATX-25が発売された時は1年で150セットぐらい売れたので、この呼び込み君に比べたら微々たる物です。
ここの社長さんは「こんなに売れると思っていましたか?」という質問に「全然売れると思っていなかった。」と言っておられました。
もうひとつの水中で音が伝わるスピーカーを作っている会社は、植物の根に音を聴かせる実験をしていて・・
ルッコラの大きさが1・5倍になって、栽培期間が2日短縮したそうで、後は生産効率と機械の値段の費用対効果が大きいか小さいかの問題だなと思いながら見ていました。
他には医療の研修用の小型スピーカーの話があって、結局音ビジネスは全てスピーカーや振動板に関する話でした。
ただこの3社のお話は機械だけの問題ではなくて、使用するソフトの良し悪しが使う側のメリットを決めていて、商品の質とそれをどう使うかまで含めた開発が売れるか売れないかの境目だと感じました。
3社とも比較的小さな会社で、アイデア勝負という感じで、非常に親近感を持った番組でした。
そういえば最近お客様から「ピュアディオさんはベーシックパッケージが沢山売れて儲かっているでしょう?」と聞かれる事が多々ありますが、売れるのにあれこれと車を買って実験しているので、いつもいい車に乗っていて良さそうに見えますが、今ある車では開発は既に終わっているので、来年は次の開発車両を複数買わないといけない年になっています。
また大手メーカーの『音の良い専門店』のリストに載っていないので、集客は自分のお金で行わないといけないので、これもかなりのリスクです。
人とは違うニッチな需要の商品を作ると、競争の無い所でビジネス出来るメリットはありますが、その分開発費などの費用がかかるというデメリットも発生します。
大手が敷いたレールに乗ってビジネスするのか、それとも道の無い所に道を作るのか、後者を取ったのがサウンドピュアディオです。
でも『急成長しているのが音ビジネスの世界!』と番組が始まって直ぐに出た文字に、「えーっ!音ビジネスって競争が過多になって儲からないんじゃないの?」と思っていました。
おそらくどこかニッチな所では急成長しているのでしょう。
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Posted at
2021/12/27 10:39:38