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イイね!
2022年01月01日

毎週土曜日の夜になると


自分は毎週土曜日の夜になると、趣味の無線をするために山陽小野田市の竜王山に車で行っています。

20時30分から351メガの24チャンネルで電波を出すので、毎週届くの楽しみにしている無線愛好家の方や、自分のアンテナを改良して前回よりもメーターの触れが増えたのを確認する方など、一つの目安にして頂いています。

自分は土曜日に福岡にいて参加出来ない事もありますが、そういう時は自分の前に止まっているタントの人が代わりに電波を出してくれています。

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最初は車載アンテナを使っていたのですが、それではあまり遠くに飛ばないので、途中からタイヤで金具を踏みつけて、そこに伸縮のポールを立てて最高6メートルまでポールを伸ばし、その先にアンテナを付けています。

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そのアンテナの種類はこれまで何度も変えていて、最初は第一電波のAZ350アール(0・9メートル長)で初めて、途中でサガ電子のアローラインAL350MR(0・4メートル長)に変えて、再びAZ350Rに戻し、その後第一電波の350VMH(1・8メートル長)に変えて、そこから同じ第一電波のSE350(2・2メートル長)に変えて、もう一度350MVHに戻して、12月の半ばには第一電波の350MVHが長さが長いSE350よりもややよく飛ぶ事が分かりました。

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なぜ短くても良く飛ぶかというと、横に3本エレメントが出ていて、横のエレメント無しよりも短くても横3本のエレメントがある方がメータで1目盛多く振れる事が分かりましたが、この場所に対しての良し悪しなので、全ての場所でこれと同じ成果が得られる訳ではありません。

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まるでピュアコンのパーツを棚から取って来て、最もマッチングが取れる組み合わせを探すのと同じですが、元々高校生の時にこの手の実験をしていた時に、インピーダンスの生合成を合わせて、最高の伝送効率を得るという実験を続けた結果、無意識のうちに数字の変化が感覚で読める様になりました。



ただし自分が高校生の時は自分でアンテナを作ったり、市販のアンテナを改造したりしていましたが、それは免許が必要なアマチュア無線だから出来る事で、351メガのデジタル簡易無線は免許が必要ない代わり、総務省の認定を受けた市販のアンテナを使用しないといけないという縛りがあります。


自分がなぜここまで351メガのデジタル簡易無線に熱中しているかというと、無線に興味を持った小・中・高校生が無線機は買ったものの交信相手が見つからず、やめてしまうという例が多くあって、未来の自分の様な技術者を産むためにはこういう電波の伝送やインピーダンスや波長が合うとか合わないとか、能率が最高になるなどの体験出来る環境を作りたいからです。

プロサウンドの世界では自分よりも10歳ぐらい上の無線家の方がおられて、大学生の時にアルバイトでFM福岡の開局に立ち合われて、大学卒業後はレコーディングスタジオ用の機器のメーカーに勤められて、一時期アメリカに行かれていて、その時にエピックレコードの担当をされていた方もおられます。

そのぐらい電波の波長を合わせるというのと、音響のマッチングを合わせるのは共通部分があって、コイルとコンデンサの組み合わせのLC回路が電波に対してオーディオは千分の1で、インピーダンスは10分の1で、無線で培った技術はオーディオに役に立ち、そこが分かっていないとプロサウンドは表現出来ないと言ってもいいでしょう。



話は横道にそれましたが、散々試してこれが一番の選んだ第一電波の350MVHですが、それよりも短い1・2メートル長のアンテナテクノロジーという会社のAG351ー05Mというアンテナを入手して、この2本を比べてどうか試す事にしました。

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試したのは12月25日の土曜日で、この日は風が強くて伸縮ポールを伸ばすのが怖くて、半分以下でしか高さが上げられませんでした。

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ただアンテナは60センチ短くなって、ポールも高く上げられなかったのに、先週とあまり電波の飛びはあまり変わりませんでした。

先週家から出ている電波では最高記録の久留米市と交信出来て、移動局では長崎県の雲仙市とも2週続けて交信出来ました。


それでも使っている無線機は右のトランシーバータイプの5ワット出力の免許なしで使えるもので、右側のカートランシーバーは出力50ワットの免許がいるタイプですが、それは使わずにこんなトランシーバーで山口県から長崎県まで電波を飛ばすとは、やっているこちらも考えられる技術を全て投入しての技です。

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自分は200ワット送信が出来て、電離層反射を使えば日本中と交信出来る免許を持っていますが、それはせずにあえて誰でも出来るライセンスフリーの無線を使う事の方がチャレンジ精神が有って面白いと思っています。



しかしこのボディーで最高出力の5ワットを出し続けると本体が熱くなるので、あらかじめ予備をもう1台用意しています。

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こういう実験をしていると高校生時代のインピーダンスの変化と戦っていた事を思い出して、なぜかカーオーディオの音が良くなって来るから不思議なものです。


お客様からある時期からサウンドピュアディオの音がもう1ランク上がって来たと言われる事が多くありますが、自分が高校生時代の4分の1波長と2分の1波長と8分の5波長しか合わせる技術が確立されていなかったのが、自分が無線の世界から離れている間に8分の3波長や8分の6波長や8分の7波長など、知らなかった波長の合わせ方がある事を知って、その波長の合わせ方が増える事によって、1本のアンテナで広い範囲の周波数に対応出来る様になっていて、自分の音作りにもこれまでに無かったマッチングの取り方を加える事が出来ました。


結局仕事でも趣味でも、インピーダンスの生合成が合ったとか、波長がピッタリ合ったとか、能率が最高になったとか、何だか周波数が違うだけで同じ様な事ですが、仕事と違うのはあれこれやっていて、体の動かす筋肉の場所が違うから、それなりにストレス解消になっていると思います。


あっ!タイトルと内容の生合成が取れませんが、今日は土曜日でその電波を飛ばす日なのですが、今日は元日なので、明日2日の夜に今週だけは変更ですが、体のリズムが土曜の夜に合っているので、ちょっと不完全燃焼で、長めのブログを書いてしまいました。




追伸

毎週どこまで電波が飛んだかという成果は、アメバーブログの井川のブログの『井川の趣味の無線ブログ』に掲載されています。
ブログ一覧 | ドライブ | 日記
Posted at 2022/01/01 20:13:29

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