今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタの新型アクアです。
かなり前から注文されていたお車ですが、やっと納車となりました。
全車トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車で、フルシステムの取付で入庫していますが、まずは特性を調べるためにベーシックパッケージの取付と、前後のドアのベーシック防振を行いました。
ドアの内張を外すと何も貼ってない外板裏を軽く指ではじいて、響きの中心と質を確認してから、どの防振材を貼るかマーキングします。
前のドアの調査が終わったら後ろのドアの調査も行って、防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
発売当時は何の防振材も貼ってないのが、年次変更やマイナーチェンジで防振材が貼られている事もあるので、その時はまた響きを調査し直します。
最終的にはJU60を取り付けるのですが、ATX-25を借り付けして、ピュアコンの値を探ります。
最近のベーシックパッケージでは白いボビンにピンクのラベルの、輸入物の純度の高い銅線を手作業で巻いているコイルが使われていて、音が良いと好評を頂いていますが・・
実は輸入物の機械巻したコイルの銅線を一度ほどいて、それを特注で作ってもらった白いボビンに手作業で巻き替えています。
手間もコストもかかっていますが、このコイルはかなり評判が高く、ベーシックパッケージの高音質の肝となっています。
アクアのディスプレイオーディオはオプションでCDプレイヤーが取り付けられて、CDとFMラジオとスマートフォンで音を聴きながら、ブラックボックスとコイルを交換して聴き比べて、最も生音・生声に近い組み合わせを探りました。
最後にバス・ミッド・トレブルの3トーンと、フェダーを調整して、新型アクアのベーシックのトリプルパッケージが完成しました。
その後ドア防振は前が3層の後ろが2層にアップして、フルシステムの取付を継続して行っています。
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Posted at
2022/03/16 10:46:25