今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、フォルクスワーゲンのアップ!GTIです。
純正ツイーターの位置にbのマークが付いた、ビーストのプレミアムサウンドにベーシックのWパッケージを取り付けていたところからのシステムアップです。
お客様はWパッケージの装着で音質が上がったものの、純正のシステムがツイーターとミッドが別アンプで鳴っていて、トーンコントロールでバスをマイナス1以上下げると音が不自然になり、かといって上下のアンプのレベル調整も無く、もっと低音をスッキリと適正レベルにして欲しいというご要望でシステムアップを行いました。
純正のドアスピーカーはゴムの6個のドットが付いているタイプで、表から見ると標準仕様と同じに見えますが・・
インピーダンスが2Ωと標準の半分にして電流の流れを良くしています。
表示は2Ωでも実際一番使う周波数のインピーダンスを測ったら2・8Ωだったので、JBLのクラブ602CTPの3オームのミッドと交換しました。
アップ!の2ドアは横に長くて容量が大きく、後ろに付いているいる樹脂のインナーバッフルが響くので、ブチルゴムを全く含んでいない金属だけのシートを貼って、樹脂の鈍い響きを抑えました。
ツイーターはベーシックパッケージの時に買われた、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを使用して、JBLだけの組み合わせよりツイーターがワイドレンジの状態の2WAYシステムにしました。
今回の組み合わせは前例が無かったためにかなり苦労して、ドアスピーカーの特性でスッキリしてもまだビーストのアンプが低音が強く、お客様が望まれているスッキリとした低音にはまだ遠く、ピュアコンの組み合わせを変えてあれこれと対応して、ツイーター側のブラックボックスはベーシック時よりも更にレンジを広げて、ミッド側のパーツは2組から始まって、最終的には4組のパーツを組み合わせてレンジの広さと音のキレのバランスを取って、フルレンジのアンプからネットワークで2WAYにした様な音色に合わせました。
音が決まったら車両を一度外に出して、ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行って、出庫の準備に入りました。
ここ最近では多チャンネルアンプでインピーダンスが4Ωでない車が増えていて、通常のメーカーのスピーカー交換では特性が合わない物が多く有り、サウンドピュアディオはピュアコンで自由にパーツの値を変えられて、インピーダンスを重視した音造りでお客様のご要望にお応えしています。
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Posted at
2022/03/17 11:03:22