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イイね!
2022年06月01日

6月1日は電波の日


6月1日は1950年に日本で電波の日と制定されました。

自分が生まれたのは1960年の6月2日で、電波の日が制定された10年と1日後で、小学生の高学年の時には母親が何故1日早く生んでくれなかったのか、と思っていたぐらい電波に興味がありました。


自分は小学4年生の時に父親が山仕事に行く時に使っていたトランジスタラジオでAM放送を聞いて、それから電波に興味を持ち始めました。


直ぐに聞くだけでは飽き足らず、組み立てラジオという物を買ってもらい、ダイオード1個とトランジスタ2個の2石ラジオという物を組み立てました。

ただ自分が住んでいた美祢市の山奥では2石ラジオでは十分な感度が得られず、小学5年生の時の誕生祝いにソニーのCF-1500というラジカセを買ってもらって、初めてFM放送という高音質で音楽を聴く事を覚えました。


親が注文して直ぐにラジカセが届かないといけないので、5月の終わり頃にはもう手元に届いていて、NHK-FMでクラッシックや能楽の音楽や朗読などの、小学5年生からすると退屈な放送を聞いていました。

当時はFMのワイヤレスマイクを使って20メートルほどの距離に電波を飛ばして、友達とトランシーバー的な遊びをしていて、ワイヤレスマイクの弱い電波をダイヤルを回して探していたら、弱い電波で一日中歌謡曲や洋楽が流れて、「これは何だ?」と思っていたら、北九州市の皿倉山から出ている80・0メガヘルツのFM福岡の試験放送で、6月1日以降アナウンサーの声が流れて来だしたので、電波の日の20年後がFM福岡の開局記念日となった訳です。


山口県美祢市にはFM福岡の電波がギリギリ届く様な環境で、そのギリギリの電波を何とか綺麗な音で聞こうと、小学生なりにあれこれと努力しました。

そんな我流ではなかなか良い結果が出せず、小学校6年生の時に萩市の通称電波学校と呼ばれていた、遠洋漁業にでかける船の無線技士を養成する学校に、日本アマチュア無線連盟が主催する講習会があるという事で、母方の祖父の従弟の家にお世話になって勉強する事になりました。

その時の講習で自分が小学校4年生の時に作ったダイオード1個にトランジスタ2個の組み立てたラジオが何故美祢市の山の中でほとんど聞こえなかった理由が分かり、自分が親から買ってもらったソニーのラジカセは感度が良くて音も大きいという理由も分かり、電波についてだけでなく、オーディオ回路の基礎になる事も教わりました。


その後中学・高校とアマチュア無線に明け暮れていて、波長を同調させる事と、インピーダンスの整合性を上げる事に命をかけていて、学校の運動部には入らずに、無線の工作とその費用を捻出するための土木作業員のバイトに勤しんでいました。

まだ中学生の初め頃はインピーダンスの整合性を上げるという概念が無くて、パワートランジスタに無理をさせて遠くに電波を飛ばそうと安直な事を考えていたのが、当時1個2500円ぐらいしていたパワートランジスタを何回か飛ばしてしまい、1カ月のお小遣いが1時間ぐらいで飛んでしまうという嫌な事を体験しました。

そこで初めてインピーダンスの整合性を上げるという事に着目して、少ないパワーを有効に使うという手法に換えて、そのやり方は自分がカーオーディオの世界に入って行っても変わらず、1990年代の業界の『電気は食えば食うほどいい!熱は発熱するほどいい!』という、対戦で巨砲主義で負けた国の考えみたいな流れに付いて行けず、大手のやり方に反する手法ばかりを取っていました。


電波といえば1986年には自分で音楽番組を作ってFM山口に持ち込んで、1年間ほど音楽番組のDJを担当していました。

自分の声を電波に乗せるというのは得意な分野で、更に当時としては珍しい洋楽のノンストップミックス物の番組で、今考えたら完全に時代を先取りしていました。

しかし1987年の初頭から2000年を越えるまではFM放送とは無縁な生活をしていて、でもオーディオの音造りの根源はFM山口のスタジオで聞いた大型のモニタースピーカーの音でした。

1990年の中頃はB&Wの801型スピーカーを購入して、それを基準にして音造りをしていましたが、まさか2000年を越えるとB&Wの音造りが変わってしまい、音造りの手本にならなくなるとは夢にも思っていませんでした。

2000年を越えてFMラジオに出演する様になったと言いながらもそれは会社のPRのためで、2006年に初めてFM福岡制作のサウンドピュアディオプレゼンツの音楽番組が放送されました。

実はFM福岡のスタジオに入ったのは2006年が初めてで、1970年の試験放送を聞いてから何と36年後に初めて入ったのでした。



今日は電波の日で明日は自分の誕生日で、毎年ブログで同じ様な事を書いていますが、少しはピックアップする部分をずらしているので、毎年読まれてても飽きない様には工夫していますが、「この話は前に読んだよ。」と思われている方には失礼を致しました。

あっ、そういえば自分の趣味の無線のアンテナを5エレメントから8エレメントに替えて。性能が上がったはずなのに屋根の鉄部分が近くなって性能が落ちた時に、専務に「カーオーディオでツイーターの近くに鉄があるからピラー埋め込みがよくないというのと理論が同じですよ。」と言ったら、「アンテナとツイーターは電波と磁気だから違うでしょう。」という答えが返って来ました。

すかさず自分は「電波は略語で、正確には電磁波で同じ磁気なのでツイーターとアンテナの影響はほぼ同じと考えた方がいいですよ。」と答えました。


後はピュアコン周りの配線のゴチャゴチャも、この配線とこの配線は近くてもいいけど、これとこれは話さないといけない、というのを一瞬見ただけで分かるのも、電磁波に深く関わって来たからでしょう。

もう一つオーディオと電波に関する話で、最近あるカーオーディオの卸屋さんが来られて、「このマットは電磁波をカットする性能があります。」と言われたので、「それはキロヘルツに対してですか?メガヘルツに対してですか?ギガヘルツに対してですか?」と質問したところ答えられませんでした。

その3つのジャンルの中でも下の方と中の方と上の方があるから、3×3で9種類があって、そのどの部分に効果があるか答えられませんでした。

「自分はキロヘルツの上の方の電磁波を消したいクルマがあるので、それに効果があるのなら買います。」と言ったのですが、数日後に「ギガヘルツの下の方に効果があります。」という答えが返って来たのでその製品は買いませんでした。

その頃に某ショップのブログで「この商品は電磁波をカットする効果があります。」と紹介していましたが、原理原則の分かっていない人は電磁波は全て十羽一絡げで、本当に効かせ様と思えば、どういう材質がどういう種類の電磁波に効くぐらいの事は知っておいても無駄にならないのに、と思って見ていました。


毎年6月1日の電波の日の恒例行事ですが、2日の誕生日のブログよりも前日のブログが熱くなるのも恒例でした。


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Posted at 2022/06/01 18:35:13

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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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