今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、レクサスのNXです。
異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、ベーシックの5thパッケージの取付が完成しました。
昨日のブログの続きは、フロントドアの防水シートを外して、外板裏の何も貼ってない部分に防振マットと防振メタルを貼り合わせるために、指で鉄板をはじいて響きの中心と周波数を調べてマーキングします。
一番響く部分に工場装着の防振マットが貼ってあるので、その周りにメタルとマットを貼り合わせて・・
リアのドアにも防振マットが貼ってあるので、それを考慮してベーシック防振の施工を行いました。
内張りを取り付ければ見た目はそのままですが、音質と静粛性と断熱性が上がった、他とは違うドアに変わっています。
今回は防振面が合計4枚に2層で8カ所に及ぶので、入庫時と出庫時にロードノイズの測定を行って、その効果をデーターとして残しています。
NXのドアスピーカーは低音のみが鳴っていて、中高音はダッシュのスコーカーから鳴っていて、高音はセンターコーンのメタル部分で鳴らしていますが、ピュアコンを通して高音部分を緩やかにカットして、メタル部分の音域をほぼ無くして、その分はダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATX-30ツイーターで再生させます。
上向きでガラスの反射で聴いていた高音はダイレクトに聴こえる様になって、スコーカーでは再生しきれない高音まで再生出来ているので、音楽の音の輪郭がハッキリして、少しの見た目の変化の割に、音の変わり方はお客様がビックリされるぐらいの差が出ています。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを取り付けて、スコーカーとツイーターの音域分けとレベルとインピーダンスの調整を行います。
ダッシュにはセンタースピーカーも付いていて、この裏にアッテネーター回路を入れてレベル調整を行っているので、実際には5つのスピーカーを5つのパーツでコントロールしています。
年式によって純正オーディオの特性が微妙に違うので、コイルとブラックボックスを何回か交換して、最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。
最後にナビオーディオのパネルで音の調整を行いますが、この年式のNXは各ソースごとに3トーンを設定しなくてはいけなくて、1回合わせればOKではないので、全てのソースの3トーンをそれぞれに合わせて調整を終了させました。
完成は夕方になって、それから井川家二男が運転して、井川家長男がロードノイズの測定を行って、閉店前にお客様に納車出来て、音の仕上がりにお客様には大変満足して頂きました。
自分もそうなのですが、ベーシックの5thパッケージになるとかなりノーマル車と差が出て、同じ車種とすれ違った時に、「自分のはあのノーマルとは違う!」という優越感にひたれるお客様も多く、今回のNXのお客様も実際に走ってみられると、ノーマルとの違いが歴然と分かられると思います。
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Posted at
2022/10/13 10:05:22