8月ぐらいだったか水曜日のカンパネラのボーカルがコムアイさんから詩羽さんに変わった事を知って、以前ラジオ番組で「自分が会ってみたいボーカリストは水曜日のカンパネラのコムアイさんです。」と公言していた夢が叶わなくなりました。
でも今のボーカルの詩羽さんも素晴らしいボーカルで、いつか一度お会いして生の声を聞いてみたいと思っています。
さて自分は毎週土曜日の夜になると山陽小野田市の竜王山に車で行って、351メガヘルツのデジタル簡易無線のアンテナを立てて、災害時に通信回線が止まって時の民間の通信網を作るための伝搬実験を行っています。
自分が中学・高校とアマチュア無線に明け暮れて、変な実験ばかりしていましたが、その変な実験が今のサウンドピュアディオの音造りの根源となっています。
しかし自分が社会人になる前ぐらいから日本では違法無線と呼ばれるアメリカ規格の27メガの車載無線機を日本で使って、それに出力ブースターを付けて運用するトラックなどが増えて、『無線=ガラが悪い』と、これまで難しい勉強をして試験を何度も受けて徐々に使える出力を上げて来た努力が、無免許の違法者のおかげでイメージがガタ落ちで、「こんなことやってられるか!」と一度は無線の世界から足を洗いました。
今思い起こせば何とか教会みたいに違法な無線の大規模集会に議員さんが顔を出して、「皆さんは私が守りますから、私に投票して下さい!」と言っていたそうで、当選するためには手段を択ばないというのは昭和50年代にはもうあった様です。
そんな違法無線も下火になって、3年前に千葉で大規模な台風被害が報道されて、完全に通信手段が立たれてアマチュア無線が役に立ったという話を聞いて、「これは自分ももう一度無線機を買わないといけない!」とアマチュア無線を再開しました。
再開した後に無線で『デジ簡』という言葉が何度も聞かれて「デジカンって何ですか?」と無線機屋さんで聞いたら、免許が無くても届け出をして電波利用税を払うだけで351メガで5ワットが出せる無線機が使えるそうで、面白そうなので初めてみました。
ところが始めてみたらこれが規格が出来て間が無いので運用マナーがでたらめで、趣味で使う小中学生と仕事で使う大人が同じシステムを使っていて、運用規則を知らない大人が「うるさい!」と小中学生を叱って、それでガッカリして辞めてしまうというのを数件耳にしました。
昭和の時代だと5ワットの送信が免許無しというのは夢の様な話で、27メガで0・5ワットでアンテナはロッドアンテナのみという厳しい条件でした。
そこにアメリカ規格の5ワット出て外部アンテナが付けられる物が日本に入って来て、100ワットだ500ワットの出力ブースターを付けて運用して、小中学生の0・5ワットの弱い電波をかき消してしまい、電波に興味を持った未来の技術者の卵の興味をつぶされるのを嫌というほど知っていて、「これは351メガのデジタル簡易無線を守って、未来の優れた技術者の卵を育てたいという思いと、国がこれだけの出力を許可したという事は災害が増えて来て、免許が無いと無線が使えないでは非常事態に使えないので、電波法を緩くして一般でも通信手段が持てる様にという心遣いだと思っています。
ただ無線機があってもこれを運用する仕組みが無くて、山口県では光市にデジタル簡易無線を使った民間の非常通信網が出来ている事を知って、それでは自分が主催者になって山口県の西の通信網を作ろうと土曜日の夜の伝搬実験を始めました。
この土曜日の夜というのは21時から光市の運用が行われていて、最初は竜王山からそのグループの運用に参加するのが目的でしたが、ただ山に登るのももったいないので、光市の手前の30分間を山陽小野田市の竜王山から運用してみようという事になりました。
昨年の9月の途中から始めて今で1年ちょっとですが、20時30分から21時まででは時間が足らなくて、かといって仕事が終わってから準備すると20時ちょうどからはスタート出来ないので、20時20分からスタートで、早く準備が出来たらフライングで20時10分から運用するという、中途半端な時間で1年以上続けています。
自分がアメブロで結果報告のブログを書いているので、撮影があるからと他のメンバーがアンテナを立ててくれていて・・
レクサスLSの左前タイヤで金具を踏みつけて、伸縮ポールにグランドプレーンアンテナを取り付けます。
伸縮ポールを伸ばした所を離れた所から撮影していたら、夜景を見に来ていた人がこれは何かとやって来ました。
先週の土曜日は4割ぐらい欠けた月が出ていて、ズームしたら少し月の模様が見えました。
ちょうどアンテナの真上に星も見えました。
ポールのアンテナとは別にトランクのアンテナに1メートルちょっとの延長ポールを付けて、これでどのぐらい届くかの比較の実験をここ何週間か行っています。
この延長ポールはただのポールではなくて、351メガヘルツの8分の10波長で計算してあって、その根元で車にボディーアースに落ちている事で、とんでもなくよく飛ぶはずで作っています。
実際には5メーターポールで2デジベルゲインが高いアンテナの9割ぐらいの飛びが確認出来て、いざ災害が起こった時はこの延長ポールを使えば僅かな設営時間で電波を有効に飛ばす事が出来ます。
この8分の10波長ポールは無線仲間に4人作って配って、性能の良さは既に定評があります。
その中の一人がユーチューバーでSNSで発信して、こんな見た目で以外に遠くに飛びますみたいな動画が配信されています。
中学・高校の時は50メガヘルツの4分の1波長と145メガの8分の5波長をコイルをグルグル巻いて同時に同調するアンテナや、145メガの4分の1波長と433メガの8分の5波長を同時に同調させるコイルなどを作っていて、その経験値から85センチのデジ簡の8分の5波長を2段と考えて8分の10波長の延長が電波の乗りが良いようです。
1年以上こんな実験を続けていますが、中学生の時に小遣いが少なくてインピーダンスが50Ωの無線用の同軸ケーブルが買えずに、テレビ用の75Ωの同軸を使って、あれこれやってどうにかこうにか50Ωに近いインピーダンスにして無線で使うなどの技を使って、それが今のサウンドピュアディオの良い音の根源になっていますが、38年ぶりに波長やインピーダンスと格闘する趣味を復活させて、気が付いたらこれまでもう限界と思っていたオーディオの波長を乗せる技術が、1年でかなり上がってこの年になって更に音が良くなるという、自分で意識していないうちに趣味から技術が向上するという、予測もしていなかった事態になりました。
山陽小野田市の竜王山から行っている351メガヘルツの伝搬実験は24チャンネルで秘話コード27144で、20時20分から21時過ぎまで行っています。
ロシアが通信が大雑把でウクライナに情報がダダ洩れという話がありましたが、秘話コードを使っているので、チャンネルが合っていてもこれが合っていないと聞こえないので、ひょっとしたらロシアよりも優れた通信手段?とお思いながら使っています。
昨年の9月は秘話コード無しの通信でしたが、業務局との混信防止のために、今年の途中からは秘話コードを公開の上で参加者を募集しています。
山口県の西の方と、北九州の一部と、大分県の一部が竜王山から電波が届くエリアになっていて、参加者の家同士で交信が可能であれば、途中で「〇〇さんから△△さんに向けて送信して下さい。」と司会進行役がガイドしています。
オーディオと無線は波長は1000から1万分の1で、インピーダンスは僅か10分の1なので、この技術が詳しく分かるかどうかは、かなり音の良し悪しに差が出て、スタジオ用のプロ用機器期のメーカーに勤めている人は、自分より上の1級の無線技士の免許を持っているのが当たり前だそうなので、自分も2級までの資格しか無いので、60歳を過ぎてから1級の勉強を始めているところです。
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ドライブ | 日記
Posted at
2022/10/19 18:51:27