年末に行った華山での無線の移動実験の写真を見て、多くの読者の方から「あのアンテナは車体に近いからきちんと動作していないのでは?」という質問を頂きました。
そこでどれだけ影響しているか、昨日の夜に山陽小野田市の竜王山に上がって試してみました。
いつもの様にキャリアの右前に短いパイプが付いたクロスビーで行って・・
ほんの数分で準備が出来て、ラディックス社の3エレメントの指向性アンテナを取り付けました。
車体との距離は351メガヘルツの4分の1波長ほどの距離を空けていて、理想は2分の1波長とか1波長空ければいいのでしょうが、ポールを付けたまま普通に走れるのがこの長さなので4分の1波長に設定しています。
この状態で北九州市戸畑の固定局の電波を受信すると、メーターは9振っていました。
この時の電波の放出状態のSWRは1・3で緑の帯の部分が放射されない無駄になっている電波で、空色の帯はインピーダンスで50Ωが理想ですが、少し低くなっています。
念のためにアナログのメーターで見ても同じ数値で、かなり良い状態なので車体の影響はあまり感じませんでした。
ここでポールを長い物に変えて、2分の1波長以上で1波長いないの空間を空けてもう一度試してみます。
するとメーターが1目盛り上がって、少し感度が上がった事が分かります。
ここでもう一度測定器を使うと出て来る数字はほぼ同じで・・
アナログメーターの数字も同じなので、4分の1波長間を空ければほぼ大丈夫で、無線機のSメーターが1上がったのは、アンテナの位置が高くなったからではないかと思われます。
ここでふと思ったのが、キャリアの右後ろに付いているの40センチの2分の1波長アンテナが邪魔にまって、前の電波をよく受けていないのはないかと調べてみたら・・
最初の状態で北九州市戸畑区からの電波がメーターが5振っていました。
前のポールを外したらメーターが1上がって、やはりポールが後ろのアンテナに少し影響していました。
そこで2分の1波長のアンテナを1波長(実際には途中の長いコイルを挟んで2分の1波長2段)のアンテナに替えてメーターを見たら・・
もう1上がって7になっていました。
波長が倍になったからメーターも倍という事はなく、前にポールが付いていてもメーターの振れは同じで、ポールをはるかに超える長さだから影響はほぼ受けない様です。
結局右前の短いポールは外して、クロスマウントという金具だけ残していて、山に上がったらここに1メートル長のポールを付けます。
もう一つクロスビーの左の後ろに付いている短いアマチュア無線のアンテナが良く飛んでいると無線仲間に言われていますが・・
実はアンテナの根元に4分の1波長のラジアル線を自分で作って付けていて、145メガ用ですから300÷145=2・07メートルで、その4分の1で51・7センチに長さが設定されていて、上のエレメントと下のラジアル線で合わせて同調させています。
仕事で波長やインピーダンスを合わせているのに、趣味ぐらい他の事をすればいいのに、なぜか周波数は違うものの波長やインピーダンスを合わせています。
ブログ一覧 |
ドライブ | 日記
Posted at
2023/02/01 17:15:56