毎週土曜日の夜は山陽小野田市の竜王山の山頂駐車場で、351メガヘルツのデジタル簡易無線の伝搬実験を行なっています。
先週は自分以外のメンバーが出張や残業で都合が悪かったので、自分一人でクロスビーに乗って竜王山に向かいました。
この日は連休の初日でしたが、雨が降っていて山頂にはだれもおらず、後で2・3台上がって来ました。
竜王山の位置はナビで見るとここで、妻崎駅の向こうの190号を越えた辺りが宇部店なので、仕事が終わって向かうにはけっこう近い距離で、15分で到着します。
現在クロスビーに付いているアンテナは3本で、前のキャリアの左に付いている1番は351メガの4分の1波長の22センチアンテナで会社の仕事用で、後ろキャリアの左の2番アンテナはアマチュア無線の145メガで4分の1波長で433メガで8分の5波長の40センチで、3番の後ろキャリアの右は351メガのデジタル簡易無線の趣味用の2分の1波長の40センチです。
この日は雨が降っていたので1番アンテナを外して、M型のメスのコネクターにオス・オスのアダプターを付けて、固定用の1・8メートル長のアンテナを直付しました。
固定用のために4分の1波長のエレメントが下に3本付いています。
離れてから撮影した方がアンテナが長く見えるのと、写真に写ったよりも実際の雨は強い降りでした。
雨が降らなかった時は車内から脚立を出して来て・・
キャリア右前のクロスマウントに1メートルのポールを付けて、M型のオス・オスコネクター付きの8D・S F Aのケーブルを右後ろの窓から中に引き込みます。
クロスビーには351メガの車載器が2台付いていながら、実験の運用は今はハンディータイプのアルインコの受信感度が高い物を使用していて、この日はメンバーの一人が出張先の愛媛県と高知県の境付近の高い場所から電波を出していて、メーターフルスケールを指していました。
地図の縮尺を広げて、四国の真ん中ぐらいから電波が届いているのかな?と思いながら実験をしていました。
東方向の電波では最高記録でしょう。
自分はアマチュア無線の2級のライセンスを持っているので、145メガと433メガは総務省公認で50ワットの出力が出せて、短波帯では200ワットの出力が出せて海外交信も可能な免許を持っています。
でもあえて351メガの免許の要らないデジタル簡易無線の実験をしているのはそれなりに訳があります。
5ワットという限られたパワーを活かす事で技術を磨く事と、この351メガはここ10年ぐらいで使える周波数になっていて、自分が高校生の時は使う事が出来なかったのでこの波長の特性が分からず、自分が知っている145メガと433メガの間の体験した事のない同調のパターンやインピーダンスの変化を習得出来ました。
自分のオーディオの同調の取り方は、中学・高校と145メガと50メガと28メガで苦労した事が基本になっていて、ここ数年でオーディオの音が大きく生音に近づいて来たのは、実はこの351メガの同調パターンを自分の技術として取り入れたからです。
単純な数字の上下ではなく、何乗とかルートやパイが絡むので、複雑な組み合わせになります。
技術が分かるお客様にはA A Aのツイーターアシストユニットの音の良さがここから来ているという事はご説明していますが、何の役にも立ちそうもない毎週の実験が、実はこれを行わなかったら今のサウンドピュアディオの音の進化は途中で止まっていた事でしょう。
ブログ一覧 |
ドライブ | 日記
Posted at
2023/05/01 19:19:23